中公文庫
人よ、寛かなれ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 210p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122042506
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

すべて楽観的に考えて、せせこましくなく生きることだ―漂泊の詩人、金子光晴の地味溢れる晩年随筆集

内容説明

すべて楽観的に考えて、せせこましくなく生きることだ。じぶんも他人もいじめないことだ―年齢的には隠居格でも、身辺には修羅場がつづいていると感じる、漂泊の詩人・金子光晴。飄然とした晩年の日々。滋味溢れるエッセイ集。

目次

詩人もどき
立川での話
行通禍
詩人吉田一穂の死
うその皮

泡鳴との初対面
日本回帰
むかしのメロディー
筑前琵琶〔ほか〕

著者等紹介

金子光晴[カネコミツハル]
明治28(1895)年、愛知県に生まれる。早大、東京美術学校、慶大をいずれも中退。大正8年、『赤土の家』を出版後渡欧、ボードレール、ヴェルハーレンに親しむ。大正12年、『こがね虫』で詩壇に認められたが、昭和3年、作家である夫人・森三千代とともにふたたび日本を脱出、中国、ヨーロッパ、東南アジアを放浪。昭和10年、詩「鮫」を発表以来、多くの抵抗詩を書く。昭和50(1975)年没
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