中公文庫<br> 茶の間の正義 (改版)

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茶の間の正義 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122042483
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

世間で正義とされているもの、それは胡散臭い「茶の間の正義」に他ならない、実は下等な嫉妬心の産物に過ぎないのではないか―名エッセイスト山本夏彦の初期作品集。〈解説〉山崎陽子

内容説明

茶の間の正義は、眉ツバものの、うさん臭い正義である。そこからは何ものも生まれない…。人間と世間を見つめ、寄せては返す波のごとく、真贋と美醜を問いつづけた著者、山本夏彦。何度でも読みたくなり、そのつど新しい発見をする作品集。

目次

はたして代議士は犬畜生か
株式会社亡国論
ポッカレモン
核家族礼讃を排す
税金感覚
テレビ料理を叱る
わが社わがビルを放り出す
ニッポン写真狂時代
新薬の副作用ナンバーワン
テレビは革命の敵である〔ほか〕

著者等紹介

山本夏彦[ヤマモトナツヒコ]
大正4年、東京下谷根岸に生まれる。十五歳で渡仏し、ユニヴェルシテ・ウーヴリエールに学ぶ。二十四歳のとき『中央公論』に「年を歴た鰐の話」の翻訳を発表する。戦後、工作社を設立し、雑誌『木工界』(現『室内』)を創刊。同誌に「日常茶飯事」、『文芸春秋』に「愚図の大いそがし」、『諸君!』に「笑わぬでもなし」、『週刊新潮』に「夏彦の写真コラム」を連載、最期まで書き続けた。昭和59年に「世相を諷刺しながら神の常識の復権に寄余した」として菊池寛賞、平成2年に『無想庵物語』で読売文学賞、平成10年に市川市民文化賞を受賞した。平成14年10月死去
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

78
「茶の間の正義」とはテレビなどジャーナリズムの人におもねった胡散臭い正義を言う。かつてジャーナリズムが説いた「正義」をお人好しにも信じた報いが今の世に問題として噴出しているのではないか。いや、大衆がジャーナリズムの言うことを信じたのではない。ジャーナリズムが大衆におもねって、大衆に受けが良いかたちの「正義」を説いたのだ。ジャーナリズムは商売で「正義」を説いているのであって、ニセモノの「正義」であろうがなんだろうが大衆が喜んで買ってくれてはそれで良いのだ。我々はそのことを肝に銘じなければならない。2018/10/23

団塊シニア

43
半世紀近く前のエッセイとは思えないほど現代に通じる内容である、作者の観察眼とユーモア精神が如何なく発揮されてる、2015/02/17

奥澤啓

32
山本夏彦。登録している人が少ないな。寂しいな。諸君!山本翁を読みたまえ!翁の書くものを辛口と評する人が多かった。どこが辛口なんですか、あたりまえの事しか言っていないと、かつても思ったが、いまでも思う。独特のリズム感のある文章。語彙は古いかもしれぬ。そう感じる人は読書の幅がせまいのである。語彙の多さは世界を理解する器の広さである。和漢混淆文は翁をもって最後とする。明治からこのかた、日本人は古典をすてた。漢文をすてた。文語文をすてた。日本語の背骨をすてたのである。そのうち日本語もすてるだろう。2014/12/12

双海(ふたみ)

21
茶の間の正義は、眉ツバものの、うさん臭い正義である。そこからは何ものも生まれない…。人間と世間を見つめ、寄せては返す波のごとく、真贋と美醜を問いつづけた著者、山本夏彦。何度でも読みたくなり、そのつど新しい発見をする作品集。 (カバーより)2014/08/02

ichiro-k

7
かなり以前の著作につき、扱っている話題によってはトンチンカンではあるが、マスメディアについてのエッセイは現在の「マッチポンプ的メディア」を予測していたかのようで、著者は単なるひねくれモノではなかった。先日も床屋で聞いたFMから「乾燥芋学校で町興し・・・云々」とかいうくだらない放送を延々と垂れ流していた。ますます「日光東照宮の三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)」ごとき心境である。2011/06/15

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