• ポイントキャンペーン

中公文庫
ベジタリアンの文化誌

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122041240
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1136

内容説明

ジョン・レノン、宮沢賢治、ガンジー、バーナード・ショウ、トルストイ、オルコット、ソロー、シェリー…。ダ・ヴィンチ、ピタゴラス、ヘシオドス、そしてヒトラーも…。歴史を超えて現代に影響を与え続ける人々には、多くのベジタリアンがいた。彼らの生き方を追いながら、文化と歴史を「肉食・非肉食」という視点から捉え直す。

目次

1 肉を食べないという生き方
2 肉食が男と女の「神話」を生んだ
3 動物を愛すること、食べること
4 食物と生命のリンク
5 土に生きたベジタリアン
6 食べものが社会を変える
7 ガイア母さん、死なないで
8 現代食品産業の巨大ネットワーク
9 子どもとベジタリアニズム

著者等紹介

鶴田静[ツルタシズカ]
エッセイスト・菜食文化研究家。東京都生まれ。明治大学文学部卒。1975年から77年のイギリス滞在中にベジタリアンとなる。帰国後エッセイを出版して文筆活動を開始。1982年の『ザ・ファーム ベジタリアン・クックブック』(野草社、絶版)を初めとし、ベジタリアンの思想と料理に関する本を多数執筆・翻訳する。現在、房総半島の農村に住み、ベジタリアニズムの基本をなす大地と接し、植物の愛好、野生動物の観察、ベジタリアン・クッキングにいそしみ、包括的なベジタリアン・ライフを提唱している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぼたーじゅ

1
昨年ベジになってから矛盾との葛藤が多かったので、知識を付ければまた違った見方が出来るかな?と思い読みました。古さを感じない内容です。原発問題なんてまさに今!311きっかけでベジになったと言う方もいましたね。エントロピーの法則…詳しく知りたくなりました。2014/01/23

みあすま

0
動物の命という倫理的な観点からすれば、ベジタリアンという生き方は理想的だ。しかし栄養学的な事実や個々人の経済状態、あるいは植物の命という別の倫理を考慮に入れたとき、ベジタリアニズムの主張を矛盾なく貫徹させることはひじょうに難しくなる。しかし肉食を中心に構成されてきた近現代世界への批評という点では、ベジタリアニズムはやはり有効性を保っている。そうしたバランス感覚を失わず、さまざまな論点をエピソードとともに提示してみせる本書は、ベジタリアニズム理解へのよき入門書であると言えるだろう。2017/04/09

イミナイゴ

0
思想が偏っているように感じてあまり好きではない。ここで書かれているような基本的なことは既に理解しているしね。2013/01/31

cestcaquejm

0
ベジタリアンって宗教的なものばかりだと思っていたけれども、それだけじゃなくて健康や生命倫理など複合的なもので、しかも日本と海外とでも背景にあるものが違うというのが面白かった。2012/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/498127
  • ご注意事項