中公文庫<br> 赤頭巾ちゃん気をつけて (改版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

中公文庫
赤頭巾ちゃん気をつけて (改版)

  • 庄司 薫【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 中央公論新社(2002/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月29日 00時22分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 177p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122041004
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

女の子にもマケズ、ゲバルトにもマケズ、男の子いかに生くべきか。東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、さまよう若者を爽やかに描き、その文体とともに青春文学の新しい原点となった四部作第一巻。芥川賞受賞作。

著者等紹介

庄司薫[ショウジカオル]
本名・福田章二。昭和12年(1937)、東京に生まれる。日比谷高校をへて東京大学法学部卒業。昭和33年、「喪失」により第三回中央公論新人賞受賞。昭和44年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」により第六十一回芥川賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

237
第61回(1969年上半期)芥川賞受賞作。庄司薫は、その10年前に『喪失』で作家デビューを果たしており、その時には認めなかった三島も、今回の選評では「才気ある」作家と褒めている。しかし、それにしても芥川賞らしくない冗長で甘ったるいタイトルだ。中身もまたエリート臭を韜晦で包み隠しながら、その実、全身から溢れさせている。そもそもこれは「みんなを幸福にする」ために書かれた小説だと言うのだから。70年安保の年の小説だが、その時も今も、この小説は政治や社会からは限りなく遠い。これが、きわめて個的な小説だからだ。2015/03/25

KAZOO

55
昔はこのようなモノローグ風の小説が珍しくしかも若者が主人公で一世を風靡したものでした。最近の人も新潮文庫で出版されてから結構読まれているようですね。今読み直してみると若干ペダンティックな部分があったりしていやみに感じられるところもありますが、自分の若かったころもこのような感じだったんだろうな、という自虐的な感じを持ってしまいます。庄司さんの小説をすべて読み直して見ましょう。2014/10/14

SOHSA

41
《借用本》友人からの借用。芥川賞受賞作。遠い昔、学生時代に読んだような記憶も。初版は昭和44年。舞台は東大安田講堂事件のすぐ後の東京。あの時代、あの空気、あの敗北感の中で。だからこそこの作品は当時、眩いばかりの輝きを放ち多くの人の共感を呼んだのではないだろうか。今読むと、ほんの少し郷愁と悲哀と無力感とが行間からゆっくりと立ち昇ってくる。ラストはやはり叙情的で悲しい。本を閉じた後、読み手はどうすれば良いのかわからず、ただ途方に暮れる。2018/02/03

40
オススメ頂いて良かった!と思った本でした(´∀`*)文体が古めかしかったのでちょっと手こずりました(苦笑)が、第一印象は和製『ライ麦』(・∀・*)ホールデンを頭でっかち(笑)にして、現実ではなく思考回路をうろちょろさせたら、この作品になるのでは・・・と。理性の人の割には感情のふり幅が大きい薫も好きですが、個人的には小林のウザさと面倒くささと変な熱さが大好きです❤『flat』の海藤みたいww(他作品から失礼)オススメ頂いてなかったらきっと知らずにいたと思うので、本当に、読めて良かったなぁと思う一冊です!2012/06/19

b☆h

39
『金曜日の本屋さん』で出てきて興味を持った一冊。確かに薫くんと倉井は少し似ているかもしれない。色々と考え過ぎて煮詰まってしまうところとか。リアルと言えばリアルなんだけど、取り留めがなさ過ぎてよく分からなかった。引用されてる和歌や文学をちゃんと理解出来ていない私の無知さもあるとは思うけど、私には合わなかった。2022/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/544137
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。