内容説明
心躍る朝市での買物、英国に負けないフランス式おいしい紅茶の淹れ方、ガラクタ市や美術館の愉しみ、アパルトマン事情―パリを愛して二十余年、毎日の暮らしのなかから見えてきた、素顔の街の魅力さまざま。
目次
美食は、美徳である
ワインの目覚めにつきあう
優雅な食生活のシニアたち
持ちつ持たれつのいい関係
なにもかも飛び抜けたレベルミシュランの三つ星店
年中無休チュニジア人の食料品店
包丁を使わないフランスの主婦たち
クリスマスと正月食卓の舞台裏
パリの露店市場
初めて入ったパリのサロン・ド・テ〔ほか〕
著者等紹介
戸塚真弓[トズカマユミ]
本名・Pitte戸塚弘子。1961年跡見学園短期大学卒業。1978年よりパリ在住。フランスワインと料理の研究家、またエッセイストとして活躍中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
7
20年以上前に出た本だが、当時のパリ、特に著者が住んでいるカルチェ・ラタン界隈の朝市で贔屓の屋台を回るところなどは、生活感が感じられる。美味しい肉を知り尽くした店主と買物客(著者を含む)がいた良き時代が、客の質が落ちたことで肉屋が見切りをつけて市営バスの運転手に転職してしまった顛末が、あとがきで語られる。今でも料理にたっぷり時間とお金を使うマダム(と使用人)はいるだろうが、現代のパリでは共稼ぎでスーパーの冷凍食品などが活躍しているようだ。その意味で本書は、古き良き優雅なパリ生活を伝えるものとも言える。2022/05/13
オペラ座のカニ人
1
パリの話。沢山あって興味深く面白かったが、20年もの前に書かれており、今はどうなのか、最新情報が知りたくなります。2023/06/24
にゃおりん
0
再読だけど。2015/06/26
eriskkom
0
フランス留学のきっかけになった本。