中公文庫
昭南島に蘭ありや〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039414
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

昭和17年、日本軍はシンガポールを占領し、昭南島と改名した。過酷な軍政を敷く帝国軍に華僑は抵抗する。戦争という歴史の歯車が軋みをあげる中、己の存在に悩む光前は遂に決断する。自分自身の手で自分が何者なのかを示すことを。そして東条英機暗殺計画が密やかに進行し始めた―。

著者等紹介

佐々木譲[ササキジョウ]
1950年3月北海道に生まれる。自動車メーカー勤務を経て79年「鉄騎兵、跳んだ」で文芸春秋・第五五回オール読物新人賞受賞。89年「エトロフ発緊急電」で、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞受賞。日本冒険作家クラブ、日本推理作家協会、日本ペンクラブに所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てぃま。

1
下巻は一気読み。台湾人の光前という、不安定な立場な立場が、この話をいい意味で複雑に描かれている。シンガポールという国を、歴史的な視点から見ることができた一冊。アジア好きなわたしが、唯一全く興味のなかった国だが、行ってみたいと思った。昭南島の蘭、なるほど。2014/07/13

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