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中公文庫
13日間―キューバ危機回顧録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 194p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039360
  • NDC分類 259.1
  • Cコード C1122

内容説明

一九六二年十月、キューバで攻撃用ミサイル基地建設の動きが発覚した。軍部の主張通り叩き潰すか、良心に従ってソ連と話し合うか。ケネディ大統領の側近であった弟が、アメリカの決断を生々しく描く。

著者等紹介

ケネディ,ロバート[ケネディ,ロバート][Kennedy,Robert F.]
1925‐1968。1951年米国司法省に入り、上院の各種委員会の調査官となる。61年兄である第35代大統領ジョン・F・ケネディの就任と同時に司法長官となり、兄暗殺後のジョンソン政権下でも留任。64年ニューヨーク州選出の民主党上院議員に当選。ボビーの愛称で青年層、黒人層、リベラル階層に人気があった。68年ジョンソンを批判しベトナム和平候補として大統領選に出馬、カリフォルニア州予備選勝利の直後、ロサンゼルスで暗殺された
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

6
核戦争による人類滅亡の危機にさらされた、緊迫の13日間のドキュメンタリー。その時の大統領が短慮でおバカな人ではなく、賢明で誠実なケネディーであったことを人類は感謝しなければならないと感じた。2014/05/08

夜郎自大

1
大統領の果断の裏には、想定しうる限りの事態への対応策、感情をコントロールできる能力に加えて何よりも特長的に見えたのは「相手への想像力」なのだと思えた。 平時であれば普通に武力不行使を前提に物事を進めるはずだが、最終判断を下す1人の人間が劣等感や誇大妄想にとらわれると、相互に不信感と憎悪が募り、相手を武力で殲滅する、という選択に至る。 蛇足だがこの13日間があったからこそ、今の多国間の安全保障体制やトラブル当事国同士の連絡体制が構築され、いくつかの戦争が未然に防げたのではないかと考える。2018/09/26

Teruhiro Hori

1
キューバ危機の13日間。アメリカ最高の頭脳たちが、何に迷いどう立ち向かい、どう妥協したのか。もちろん米側の視点のみだが、あらためて最高指導者の苦悩が切々と伝わる。信頼できる部下に徹底的に議論させ、決断はトップが下す。民主主義国家のお手本がここにあったと思う。「われわれは望んでも孤島に住めない」。この言葉の重さがわかるわっちは、ヘイトスピーチを繰り返す阿呆どもより、何十倍も幸せなのだろう。ケネディらが判断を誤っていたら、わっちはこの世に生まれていなかったかも、と感じられるからね。2014/08/01

YS-56

1
ダモクレスの剣とはまさにこの事か。2009/01/24

アノマリー

0
☆1962年のキューバ危機をケネディ大統領の弟が振り返った回顧録。国の有事にどうエリートが対処するのか子細に述べられている。良書。2011/11/11

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