内容説明
動物園から逃げ出したゴリラと喫茶店をとびだした椅子。「ずっと私の上にすわっていて。時々少しもぞもぞしてくれたらいいの」ふたりは海に向かって出発した―すれちがう男の子、女の子、ブランコ、エナメルの靴、真っ白いハンカチ、死んだ猫。それぞれの小さな物語に耳をすませながらたどる道。描き下ろしのエッチングが奏でる切ない愛の童話。
著者等紹介
佐野洋子［サノヨウコ］
１９３８年、北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業後、絵本、童話、エッセイなど、幅広い分野で活躍
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感想・レビュー
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ビシャカナ
1
喫茶店の椅子が店を飛び出し、海を見るために動物園を脱出したゴリラと、出会うという突拍子もない出だしから連なるショートショートのような短編集。意味があるような寓話のような、意味もない滑稽噺のような、ただなぜだか読後感が暖かい。2016/10/16
きゅー
0
うーん、なんか、なんとも不思議な話でした。ゴリラと椅子の旅からいろんな物や人に視点が移ってそれぞれの物語が綴られていく。詩のような感じだった。生とか死とか愛とか、そういったものが伝わってくる感じはした。2016/12/08
くもりーな
0
切ないです ★★★★★
ひさこ
0
5422022/01/29
