出版社内容情報
秋の夜の虫聞きの会で殺人が。被害者は憧れの同級生の従姉だった。沈みがちな彼女のために、僕は親友と調査を始めたが……悲しく切ない僕らの推理は
内容説明
秋の夜、下町の庭園での虫聞きの会で殺人事件が。殺されたのは、僕の同級生のクドウさんの従姉だった。被害者には少女売春組織とのかかわりがあったらしい。無責任な噂があとを絶たず、クドウさんも沈みがち。大好きな彼女のために、僕は親友の島崎と真相究明に乗り出した…。中学生コンビの推理の行方は!?好評の古川タク描き下ろしパラパラマンガも収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
102
僕と親友島崎の推理シリーズ第2弾。今回は好きになった同級生の従姉妹が殺され、彼女の為にと事件解決に走り回る。家庭問題と少女を利用しようとする売春組織、宮部氏らしい社会問題をテーマにしていると思っていたら、その先にもっと辛辣な目がある。悪い事であろうが自分の居場所が在る事は、人に取って生きていく基本なのかもしれない。家庭にも学校にも地域にも居場所を確認出来ない人は、いったい何処へ行くのか。居場所の在る人が、知らずに居場所の無い人を遠ざけ様とする事、それは保身という悪意であると考えると恐ろしくて仕方がない。2019/02/05
再び読書
66
内容よりカバーが印象的な宮部氏の初期の作品。軽い口調が逆に混乱を招く。パラパラ漫画が懐かしいが、もう少し真面目に書いて欲しかった感が満載でした。肝心のストーリーはなぜかぼくには響かなかった。子供の純真であるが故の悪意に後味が悪く感じる。まあ、次に行きましょうか?2016/03/31
鱒子
59
借り本。予備知識なしだったので、読み始めてシリーズ第2作と気付きました(前作も読んでみたいな)。中学1年の主人公たちの話ですが、ちょっと大人び過ぎていて設定に違和感ありありです。しかしさすが宮部さん、ライトでサックリとした作風で面白く 一気読みです。左ページ下のパラパラ漫画も素敵でしたが、本書の内容とは一致していないのがちょっと残念。2018/10/15
shincha
49
久しぶりの宮部みゆきさん。主人公の僕と親友の島崎。中学1年の2人は、サッカー部補欠と将棋部のエース。交わりそうにない2人だが、仲が良い。小生が中学1年の時は、もっともっと利己的で、独善的で視野が狭くて、即物的で…。でも、時には妙にロマンチストで…。この2人は考え方が大人だ。謎解きを考える暇もなく、一気読みしてしまった。最後はちょっと切なかったが、面白かった。前段の作品があるようで、前後するが、すぐにそれを読みたいと思う。2021/08/18
かいちゃん
28
第2巻だったんですね。1巻を読んでないので、トンデモナイ事、がわからなかったけど楽しめました。これから次の年からも島崎君とは友達でいられてますように。クゥちゃんとはお別れしたんだろうなぁ、まぁそりゃそうだな。2024/10/27