中公文庫<br> 食味歳時記

中公文庫
食味歳時記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122029712
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C1195

内容説明

一月から十二月まで、ひと月ごとに美味を取り上げ、その魅力を綴った「食味歳時記」をはじめ、折々の食談を集めた味覚随筆の名作。明治の横浜に育って以来の食味遍歴を背景に、食文化への鋭い洞察を交じえ、シュンの味覚を率直に語る。

目次

食味歳時記(キントンその他;貧寒の月というけれど;貝類なぞ;春爛漫;美しき五月 ほか)
食味随筆(米の味;魚の味;菊印のマッチ;醤油;胡瓜 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

10
20代の頃大好きだった本です。学べておかしくて、よだれもん。わたし、知識と笑いと美味しいものに目がない女子でした。あっいまもだ!2015/08/21

桜もち 太郎

5
美味しいものは平たく言えば新鮮で飾り気のないもの、ということだろうか。毎日代わり映えのしないものばかり食べている自分としては、うらやましい限り。おなか一杯。2014/06/14

あ げ こ

3
兎に角面白い!美味けりゃゲテでも好んで食す食いしん坊、獅子文六。ウマイものをより美味く食べる為の知恵。ハシリを嫌い、シュンのものを愛でる、食いしん坊の心得。ウマイもの、マズイもの。熱意を持って食を語り尽くす。だが最終的には各々勝手に食ってればいいのであるの一言。何度読んでも笑ってしまいます。愛するのはウマイものと、ウマイものをより美味くするシチュエーション。物言いは闊達自在、読むのが楽しい食随筆。2013/07/24

しんこい

2
亡くなったのが昭和44年。その頃は本格フレンチの食べた人も少なかったでしょうが、パリに住んでいた作者の筆はフランスの食べ物はもとより日本の食事も白魚、鮎、栗キントンと幅広くおよび、食欲をそそります。2012/09/16

竹内哲

1
戦前に渡仏しセレブの親戚も多い人気作家という顔から想像される食通臭さのない、本当に素直に美味しそうな食味エッセー。いや、かなりの食通なんだろうが、やはり人柄と文章力なんだろうな。読んでいて楽しい。 登場するウマいものは多彩で、子供の頃の氷水からパリのトゥル・ダルジャン(「銀塔亭」と書くのがかっこいい)の鴨まで。 痛快な部分を引用「(銀塔亭の)ウマさはソースからきたのだろう。日本の大食通北大路魯山人は、銀塔亭へ行って、ソースの代わりに、持参のミソや醤油をつけて食ったそうだが、つまらぬことをしたものである」2015/10/17

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