中公文庫<br> 早起きカラスはなぜ三文の得か―都市の野鳥誌

中公文庫
早起きカラスはなぜ三文の得か―都市の野鳥誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122029422
  • NDC分類 488.1
  • Cコード C1195

内容説明

都市という人工環境にすむ野鳥たちは、人との共存を通じて生態の不思議、適応の巧みさを教えてくれる。長年にわたって都市鳥の観察・研究を続けてきた著者が、そうした鳥たちのあり方をもとに、人と自然とのかかわり合い、二十一世紀における都市の環境問題に洞察をめぐらした好著。

目次

第1章 早起きカラスはなぜ三文の得か
第2章 セミを捕らえるヒヨドリの技能
第3章 ツバメが人に愛されるわけ
第4章 都市鳥たちの子育て作戦
第5章 ダイサギのユニーク漁法
第6章 カラスの知能と遊び心
第7章 鳥はなぜ群れて眠るのか
第8章 ゴイサギのいさり火漁とは
第9章 都市鳥たちの夜の秘密

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

48
ネタバレにはならない種類の本なので、答えを言ってしまうと、生ゴミを漁れるから。朝、ごみ収集車が来る前のゴミを漁る。深夜に収集する大阪にはカラスはいない(1995年当時)。かように、カラスを始めとした都市鳥を通した都市生態論ともいえる軽めの短いエッセイ集である。都立高校の教師が、東京のそれも公園というよりビル街で鳥を観察し続けた記録。カラスやハクセキレイやヒヨドリが、ビルを工場を駅を動物園を、本来の生息地である森や岩に見立てて適応した姿に、違和感も感じてしまうが、進化する鳥たちに敬意を表すべきなのだろう。 2015/02/20

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