中公文庫<br> 葬制の起源

中公文庫
葬制の起源

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122029415
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C1121

内容説明

死は人類にとって永遠の課題であり、死に直面した人類は、さまざまな習俗や他界観を発達させてきた。本書では世界各地の葬法の諸相を概観し、さらに日本の葬制の文化史を、日本文化の形成に参与したと考えられるいくつかの文化複合との関連において検討する。人類の精神史の重要問題=葬制をテーマに、日本民族文化の源流を探る画期的論考。

目次

第1章 死と人間
第2章 先史時代の葬制
第3章 民族学的研究の歩み
第4章 葬制の諸形式
第5章 死後の幸福
第6章 日本の葬制
第7章 エピローグ―ヴェラの挽歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「ファーガスンが論じたように、高文化領域に遺骨崇拝をもちこんだのは仏教であった。メソポタミアにも、エジプトにも、古代地中海諸文化にも、また仏教以前の古代インドにも遺骨の崇拝はなかった。…問題となるのは、遺骨崇拝を仏教が創造したものか…という疑問…フロベニウスは、つぎのように答える。…北方の死体破壊ー火葬の習俗と、南方の死体保存の習俗が接触して、仏教における火葬と遺骨崇拝の習俗が生まれた」「食人俗が行われていたところに火葬が侵入してくると…インドとアメリカの若干の地点で…飲み物のなかに死者の灰を混ぜて飲む」2021/04/05

tkm66

1
重要2006/06/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/64381
  • ご注意事項