内容説明
クロッカスや水仙の球根が芽を出し、小鳥たちのさえずりが聞こえ始める三月から、美しい自然を満喫できるしのぎやすい八月まで、イギリス人の折おりの生活感をカラーイラストをまじえて綴る。カラー版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奥 清衡
1
レインコートが欲しくなった。2010/12/18
あぎる
0
「日本の海岸に立ち並ぶような、汚らしいヨシズ張りの小屋など見ることはできないのは当たりまえであるが」（159ページ）。……そんな言い方ないだろう。あの小屋に風情を感じる人だって多いに違いない。この著者、イギリスをほめるのはいいのだが「それに比べてどこかの国は」という嫌味を言う。鳥や自然や文学を愛する優しい人というのは伝わってくるが、そこだけは鼻につく。『英国生活誌』と同じスタイルの短文エッセイ集。2019/11/25
