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出版社内容情報
ギリシア神世界での権力闘争の渦中に、生を受けた運命の子、アリオン。『機動戦士ガンダム』等で有名なアニメーターの漫画家デビュー作。〈解説〉大塚英志
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
16
子供の頃、何故かアリオンの筆箱を持っていました。今頃になって、原作は、安彦良和さんの漫画だと知り、読んでみました。ハデスにさらわれた少年アリオンの運命…。ギリシャ神話が題材になっていますが、ハデスも、ゼウスも普通に存在しているのか。絵に躍動感があるというか、勢いがあります。全4巻ということで、早く最後まで読みたい。2022/06/30
てんてん(^^)/
8
アニメーターの安彦良和さんが、漫画家にシフトする最初の作品だったと思います。アニメだと安彦絵は数回に1回しか見られないものが、漫画だと100%安彦絵な訳で、大興奮でしたね。全部筆で描いておられると聞いて「今日から俺も筆で描く」と言って数日で挫折したのを思い出します。安彦さんのキャラクターはひざ小僧がいいよね。 (人生で影響を受けた100冊) https://bookmeter.com/events/73352020/03/18
topo
4
映画版を観て面白かったのでコミック版も。 白黒なのにカラーに感じるほどの迫力ある絵に感嘆。2022/05/31
玉瑛
3
安彦良和というと、やはりガンダムのイメージが強い。私は初めてマンガの形で安彦良和に触れた。ギリシャ神話をアリオンを主人公に物語として展開されている。文字を少なくすることでコマ割りの躍動感がありありと表現されている。2017/02/15
うにこ
2
なつかしいー!元々山室静の「ギリシャ神話」が好きで、更にはガンダムが終わった寂しさも埋めてくれた安彦「アリオン」。中学の頃夢中でした。氏にとって初作であるこの漫画で、私は「筆が走る」という言い回しの意味、「絵がうますぎると困ることもある」みたいなところまで理解した(気になった)覚えが。氏は、描けない物も描けるふりができるというかw一筆書きで細かなところまで埋められる筆致の持ち主。この後、対極にあるスタイルを持つ宮崎駿の「ナウシカ」(漫画)に傾倒していった私にとってこの二作品は、時代的にもワンセットです。