中公文庫<br> 神の代理人 (改版)

中公文庫
神の代理人 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 617p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122025554
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C1123

内容説明

枢機卿のポストでサヴォナローラを懐柔しようとしたアレッサンドロ六世、遊びと祭りが大好きで巨額の借金を残して死んだレオーネ十世ら、ルネサンスに君臨した四人の法王たちの、宗教と政治の間に展開される生臭い権力葛藤のドラマ。原史料を駆使し、精巧な構成と新鮮な語り口で史伝の面白さを伝える。

目次

最後の十字軍
アレッサンドロ六世とサヴォナローラ
剣と十字架
ローマ・十六世紀初頭

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

76
「神の代理人」とはカトリックでただ1人の法王のことなのですね。イタリア・ルネサンスに君臨した4人の「神の代理人」を華麗に絵巻としているように思いました。宗教と政治の間に展開する生臭い権力争いのドラマのようにも見えます。神聖かと思われるバチカンが、本質は狂信と野心に満ちた権力争いのドラマの舞台だったのですね。使命のために献身の高い理想を掲げていても、実際は独善的の信仰になっているように感じました。理想は高くとも豪遊に耽溺したのが「神の代理人」と言えますね。2019/06/01

優希

75
何年かぶりに読みましたが、面白かったです。「神の代理人」とはカソリックのただ一人の法王のことでしょう。イタリア・ルネッサンス期の4人の法王が華麗に描かれていました。宗教と政治の間に展開する生臭い権力闘争のドラマです。神聖かと思われるバチカンですが、その裏は狂信と野心にまみれた世界だということが改めて突きつけられた気がします。使命の為に献身の高い理想を掲げようとも独善的な信仰になりやすい恐ろしさ。理想は高くとも豪遊に耽溺した「神の代理人」。イタリアは意外と信仰に醒めているのが感じ取れます。2016/03/31

優希

66
面白かったです。「神の代理人」とはカトリックの法王のことなのですね。イタリア・ルネサンス期の4人の法王が描かれているのがローマの絵巻もののように思いました。ただ、そのドラマは華麗なものでありながら、宗教と政治の間の権力争いでもあるのでしょう。神聖かと思われるバチカンも、その裏は狂気と野心にまみれた世界に見えます。使命のために献身の理想あれど、独善的信仰になりそうな恐ろしさも感じました。理想は高くとも豪遊に耽溺した「神の代理人」を意外に冷めている信仰と共に見たような気がします。2020/09/03

Tomoichi

9
比叡山の歴史を知っている訳ではないが、坊主もびっくりなバチカンのかなり生臭な歴史には驚きました。比叡山にしてもバチカンにしてもこの生臭の果てに信長やルターを生み出し政教分離へと脱皮した訳なので人間って考えること同じって気がします。内容はルネッサンス期4人の法王の物語。オススメです。2015/08/16

ラグエル

8
ルターの宗教改革のことを、ルターが好きか、教皇が好きか、人気投票的に、さめた目線で分析している台詞にガツンと来た。考えてみたら、ルターのような提言者は大なり小なりたくさんいたわけで、ウィクリフ然り、フス然り、エラスムス然り、ツヴィングリ然り、ミュンツァー然り、生き残って認めざるを得なかったからまるで対立2派のように思えているけれど、当時の人たちにしてみれば、そんな可能性のうちの一つだったんだろうなあ。カトリックという宗教勢力の、政治権力を感じずには、いられない。2011/05/02

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