中公文庫<br> 雪崩のくる日

中公文庫
雪崩のくる日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122019089
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

山々に囲まれた都市の旧制高校に入学することになった「私」は、不安と期待に満ちて東京を旅立つ。一方、日本近代史を調べるもう一人の「私」は、ヨーロッパ各地で社会主義者・宮辺音吉の意外な足跡を辿ってゆく。時代の壮大な壁画を目ざす連作第三集。

目次

ドーヴァの眺め
夜の鐘
麦畑を越えて
高原の町から
野の道
北風のなかの火見櫓
黒い石だたみ
山峡へ
ある壊滅
秋の別れ
夜明け前の庭
雪崩のくる日
教授たちの夜
落日のなかで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんこい

9
再読。静かに進む物語という記憶でしたが、劇的でないにしろ、逮捕だの初恋だのいろんなドラマはありで、人生の当事者にとっては無視できないものでしょう。二つの挿話が交互に語られますが、欧州を旅する戦前の社会主義者は何をやって食べていたのか。2014/09/21

まりこ

2
労働が人間の精神を独立させ、単に経済的に自由を与えるだけでなく、魂の自由をも与えるものと信じる私に、施しを朗らかな受ける詩人の考えが面白かった。自然と戦い、あとは眠るという、私の考えは共感。でも自然に甘える、ハイネを読み歌うということも大事だと思った。2019/02/11

かさねパパ

1
辻さんの連作短編です。高校から大学までと、前作と同様に戦前の社会主義者を調べる主人公が書かれてます。当時の高校~大学生は、社会の状況もあり、自由や平等、社会という言葉に希望を抱いていた人が多かったのでしょう、そんな中で一歩引いた所から社会や人生をみている主人公には興味がわきます。社会を斜に見ていると言うわけではないのでしょうが・・。自分の学生時代の頃(学生運動の終末期でした)と重なって、懐かしい感じがしました。あの頃、ノンポリは責められていたなあ~。今では、想像もつかない!2015/02/14

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