内容説明
単身赴任者をはじめ、すべてのシングル・ライフの人に適用しうる食の基本設計をふまえて、炊事嫌いの人でも週１回料理するだけで外食の欠陥をうめる食事が毎日できる自炊法。
目次
外食は週１１回に止めよ
冷や飯のうまさ
だし汁なしではつくれない料理をつくる
にしんを食べて元気を出す
なぜ、彼はひと月で中国料理に飽きたか
寮の食事にシステムを導入すれば
単身赴任の食事の問題点をめぐって―座談会
買い揃えなくてはならないもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
2
大昔に買っていて、ちょっとのぞいたぐらいだったが、今回はきちんと読んでみた。ここでの「シングル・ライフ」とは、会社員の単身赴任を指す。栄養的にもこの制度は良くないということだ。それはさておき対策方法が書かれている。 私に直接的に影響のあることではないが、栄養や食生活・健康といったことでは参考になった。一つ試してみようと思うのは、「ビーポーレン」というもの。ミツバチの花粉、ということらしい。テニスや山歩きの際にも携行して口にすると良いのかもしれないと期待している。2021/04/29
世界はきっと輝いてみえる
2
料理系の本に多いけどやっぱりレシピをいきなりそのまま全部実行するのは難しそう。ただ、どういう生活が悪くて、どういう栄養が足りないとどうなるのかが書いてある序盤とか、旅行時に何が足りなくなりがちとか細かいところで面白いところがあったのでよかった。あとひまわりの種のこととか。2014/04/26
斜メ下
1
自炊なしでは一人暮らしの健康は守れない。単身赴任者向けに書かれた自炊本。自炊を必要な栄養を取る手段として考え、それを続けていくシステムが必要だと説く。穀物類と豆をコアとし、そこに基本装備として食材を足したものを週末に一度に料理して外食を強制されることが少ない朝食として食べる方法が書かれている。単身赴任者向けに書かれているせいか、やたらと高い食材を薦めていて面食らうが、必ずしもいい食材を買う必要はないと思う。書いてあることを完全に真似することはできなくとも、参考にすべき事が多く書いてある。2012/02/10
キキ
1
しょっぱなから高級鮭一匹買い（頭カチ割ってるし）…ハードル高ッ、とびびったけど、最後まで読んでみると目から鱗である。鮭下ろさなくても大丈夫。身体のためには色々な種類の料理を作らなければ、と思い込んでいたが、「基本を押さえてシステム化する」というのはなるほど働く単身者には重要だ。とりあえず朝食を少しずつ整えてみようとおもう。2010/12/23
貴羽るき
0
葉ね文庫で古本をみつけて、おもしろそうだったので買いました。何かといえば卸売市場に行って大量購入、というのがおもしろい。朝ごはんだけといっても似たパターンのおかずをずっと食べるの飽きないのかな。「砂糖は独立愚連隊のような、暴力的でかつ協調性のない、しかもあと腐れのある調味料」とか時々パワーワードが出てくる。お弁当に花粉、というのもなかなかすごい。参考になったかと言われれば微妙だけど楽しく読んだ。2017/05/17
