内容説明
泣きじゃくる赤ん坊にオロオロし、初めての笑いに感動する僕―結婚11年目にして初めて子供を持った名コラムニストが、日々の驚きや発見を通して、社会や家族への目が開かれていく様子を綴った、1年間の感動の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
24
再読、いや再再読か?この人のエッセイは一時期まとめて読んだなぁ。まだアメリカにあこがれていたころ。この父親日記も、私が結婚する前と、うちの娘が生まれたあとに読んだと思う。そして今日また手に取ってみたけれど。すばらしいエッセイなんだけど、彼自身の例の「事件」のことが頭にちらつき集中できず。あの事件の直後に心臓病で亡くなった奥様やここで語られた子どもたちの気持ちを考えると・・・。それでも彼が素晴らしい文章の書き手であることには変わりない。2013/08/09
Satoru Moriaki
1
家族が増えた時に感じた世界が一変するような曖昧模糊とした不安や子供との日々のやりとりで感じた喜怒哀楽は国は違えど同じなんだなぁと凄く共感。(子を含む)自分達だけの世界に忍び寄る外の世界に対する抵抗感に関する記述は思わず膝を打つ。2014/05/24