中公文庫<br> 雨降りお月さん

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中公文庫
雨降りお月さん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122016422
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1193

内容説明

馴染んでいるようで、意味不明でもある「雨降りお月さん」の歌。人生にはこういうことがよくあるのでは…。見えるようで見えない人の心、わかるようでわからない世の出来事。時を経て、はじめて解する遙か彼方の言葉、思い。書斎の窓に映る暈をかぶったお月さんのように、すべてがかすみ、妖しくみえる。にがく、恐しく、どこかおかしいエッセイ群に、新しい試みのオシャレな恋の小説1篇をプラスする。

目次

小説の周辺
身辺雑記
数のアラカルト
好きなこと
男と女の同床異夢物語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

24
画像が間違っている! 自分では訂正できませんが、こんな書影ではありませんので念のため。阿刀田高さんの本は初めて読みますが、これは雑文集。といっても小説を作る日常がいろいろ書かれていて、作家も大変なんだなぁ、と、つくづく思えるものがあります。中でも異色なのは「数のアラカルト」は阿刀田さんの意外な側面を見る思いでした。まるで安野光雅さんの「算私語録」のようで、イラストにあの絵が描いてあっても不思議でない数学的エッセイ。「小説はすべてミステリー」とは、タイトル即結論と言えますね。なるほど、と、関心しました。2015/05/11

takaC

2
1992年9月読了。1999/01/01

MIKETOM

1
俺はエッセイはそれほどたくさん読むわけではないのだが、阿刀田は最強エッセイストの一人だと思う。重すぎず軽すぎず、全ての点でほどがいい。知的好奇心を満足させてくれたりする。自分の興味関心に溺れず、常に読者の視線を意識しながら書いている感じ。良い意味でプロだなあと思う。2015/05/27

あじさい

0
阿刀田高さんの人柄がうかがえる一冊。2011/12/01

のんき

0
1989.9.10発行

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