中公文庫
陸軍省軍務局と日米開戦

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122016255
  • NDC分類 916
  • Cコード C1121

内容説明

東条内閣成立から対米英開戦に至る運命的な昭和16年の2カ月間を、陸軍の政治的中枢である軍務局首脳の動向を通して、克明に追求した迫真のドキュメント。

目次

第1章 「卿に内閣組織を命ず」
第2章 「対米英戦争は危険な賭けだ」
第3章 「鍵は乙案の第4項目にある」
第4章 「暗号は解読されている!」
第5章 「友人間に最後のことばはない」
第6章 「和解の可能性は5パーセントしかない」
あとがきにかえて

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

9
曖昧なものを曖昧なままに曖昧な筆で描く。?と波線(解読不能箇所)と矛盾印を無数に書き込む。参考文献採用のされなさが本書の資料性の低さを物語る。後になって文書の真意に気づくという漫画めいたことが4度あり、東条に到っては上奏の途中で天皇の望む避戦になっていないことに気づいて泣き出したとされている。それというのも文言が全てに亘って曖昧だからである。天皇が組閣にあたって東条に命じたのも9月6日御前会議決定の「白紙撤回」である。なぜ避戦と言わぬのか。「満蒙問題の解決」同様具体的に何を指すのか判らぬ「支那事変完遂」。2020/01/12

feodor

4
東條英機が組閣の大命降下(1941.10.17)から日米開戦(1941.12.08)までの約二か月を描いたドキュメント小説。陸軍省軍務局の軍務課高級課員であった石井秋穂を中心として、石井と通じている局長武藤章、東條首相とつながる軍務課長佐藤賢了らの動きが描かれる。野村吉三郎・来栖三郎らの動きを電報による把握という形で描きながら、また石井の憶測という形で米首脳陣の動きを描きつつ、全体としての流れがつかみやすい展開になっているように感じた。2009/07/20

権之助

2
太平洋戦争開戦までの交渉過程をドキュメンタリータツチで描写。とても緊迫感があり引き込まれた。日本がばらばらであり、かつアメリカに振り回されているのがよくわかった。交渉の時にはとにかく、相手を知ることが重要である。これは現代のビジネスにも当てはまることであろう2023/09/06

ひつじ

1
国の最高意思に因るべき武力が、セクションの利益に基づき機会主義的に発動されていったのが満州事変から敗戦までの日本の歴史の一面だと思う。その原因の一つとなった、統帥権が天皇に直属し文民統制の外にあったことが触れられているが、明治天皇と元老の時代はその関係性で有機的に機能していたのだろう。時代が下り軍部との意思疎通に齟齬のある状況下で、立憲君主としてあくまでvetoしなかった昭和天皇を責めることは容易だが、「ではどうすべきだったか」も一緒に論じられないと片手落ちになるという著者の指摘には肺腑をつくものがある。2023/10/09

aya-aya

1
レポート作成に読んだ本。 市ヶ谷台の歴史について、また、日米開戦についての経緯について、参考になり、良いレポートが作れそう。2017/11/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/158193
  • ご注意事項