中公文庫<br> イヴァン雷帝

中公文庫
イヴァン雷帝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p
  • 商品コード 9784122013933
  • NDC分類 953
  • Cコード C1197

目次

第1章 両親
第2章 少年時代
第3章 ツァーリ・イヴァン4世
第4章 改革
第5章 カザン
第6章 病い、その後
第7章 リヴォニア戦争
第8章 悲嘆、その吐け口
第9章 クルプスキー事件
第10章 オプリーチニク
第11章 府主教フィリープ
第12章 ノヴゴロドの懲罰
第13章 タタールのモスクワ焼討ち
第14章 ツァリーツァの座とポーランド国王の座
第15章 ステファン・バトーリ
第16章 シベリアの誕生
第17章 最期

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

36
亡命ロシア人によって書かれたフランス語の歴史小説。先日A.K.トルストイの『白銀公爵』読んだ流れで読みました。イングランドと交易を行い、エリザベス1世に求婚し、親衛隊を率いて反対派を虐殺。自らの手で息子を殺し、シベリアを征服した、話題に事欠かない人ですが、ロシアという国を生き残らせた、という意味では偉人の一人でもあります。さすがに人格面では肯定できないですが。2020/05/16

松本

3
北のあのひとの数倍あれだね2017/07/04

鏡裕之

3
川又一英やスクルィンニコフの著作を読んでからラスボス的に読むと、立体感がなくぺったんこに見えてしまう。小説という物語の形式に落とし込んだために、事件の背景の厚みが失われている。しかし、イヴァン雷帝の手紙やイヴァン雷帝への手紙が長めに引用されているため、将軍や君主たちの息づかいを感じることができるようになっている。イヴァン雷帝についての3作品の中では、最初に読んだ方がいいのかもしれない。2016/01/17

茅野

2
偶然古本を格安で手に入れて一気読み。ロシア中世史、とにかく怖い。それでも理解せんと努めるトロワイヤの筆は相変わらず良かったけれども。2023/02/20

ゆずこまめ

2
かなり強烈な性格の持ち主。 数えきれないくらいの人が雷帝のために無残な死を遂げているが、本人は非常に小心で臆病。 最初の奥さんとは上手くいっていたのが奇跡的だし、奥さんの死後箍が外れた雷帝がこの奥さんが生きていたらどうなっただろう。 このすさまじいツァーリが意外と国民に愛されているのがロシアだなと思った。2019/08/28

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