中公文庫<br> 新選組物語 - 新選組三部作

中公文庫
新選組物語 - 新選組三部作

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122004405
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

6
『新選組始末記』『新選組遺聞』が史料や聞き書きにあたった成果を披露した歴史読物であるのに対して、本書はそれらで得たタネや素材を著者の言葉で再構築したまさしく物語であり、こんど通読してみると、ははん、これはあそこに出てきたネタだな、という具合に、註で補筆されていたものをセリフにいかして読者に説明してみせたり、登場人物の内面描写に立ち入ってみたり、作家・子母澤寛の面目躍如である。隊士ひとりの死にも巷説いくつもあり、前著では併記されていたが、物語ではまったく無視したり新たな説をとったりファンとしては興味深い。2018/06/09

秋乃みかく

1
★★★★☆ とても中身の濃い一冊だった。2011/01/06

かんたろう

0
浅田次郎の「壬生義士伝」のことを調べていたらこの本に辿り着いた。本書を含めた子母澤のいわゆる「新撰組三部作」が「壬生・・」の元本となっているらしい。著者の祖父は幕府の御家人で彰義隊に所属し箱館戦争にも参加したとのこと。そんな祖父を持つ著者が、昭和初期に当時存命していた新選組の関係者から直接話を聞き、それを元に書いたのが本書である。昭和初期といえばそんなに昔ではないように思えるが、そのころには新選組のことを身近に知っている人がまだ生きていたんだなぁと思うと不思議な気持ちになる。2011/05/25

きょうやま

0
三部作、どれも秀逸。再読予定🎶2020/12/12

まゆぽこ

0
先立って読んだ、浅田次郎著「壬生義士伝」に感動したため、この題材になった「隊士絶命記」が気になって本を読んだ。新聞記者である著者が自身の足で取材をした話を纏めてあるということで、実話に近いエピソードが盛り込まれていると思う。 本を通して、新撰組の面々が単なる歴史上の人物ではなく、激動の時代を生きた個々の人間に感じられるようになり、これまでそれほど興味を持ったことのなかった時代物の面白さを知ることができた。2018/01/30

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