中公文庫
方法序説/情念論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122000766
  • NDC分類 135.2
  • Cコード C1110

出版社内容情報

私は考える、ゆえに私はある――デカルトの学問的自叙伝ともいうべき「方法序説」に、欲望などの情念制御の道について考察した「情念論」を加える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ノコギリマン

21
『方法序説』はやっぱり面白いですね。『情念論』は長くてつらかった笑 とりあえず、一周目。2016/11/04

ハイちん

8
積本塔の最奥にて二年以上の眠りについておられたのをどうにか掘り起こした。方法序説、情念論、書簡集からなる哲学の本である。「我思うゆえに我あり」で有名な「方法序説」は100ページ弱と意外に短く、論旨も明確だったので、比較的短時間で読み終わることができた。ただ、「情念論」が長い。方法序説は「偽のなかから真を取り出す方法」について述べられている。真と確信するまでは疑い、真と確信したら何があってもその確信を貫くべきだと述べており、世界が偽でもそう考える自分がいることは確かで、ゆえに「我思うゆえに我あり」と言えると2016/04/27

もっひぃ

7
「方法序説」は丁寧に読んだ。「書物の学問を捨てた」発言には驚いたが、4つの規則、3つの格率は現代の自分にも役立つものだなと思った。「情念論」は正直流し読みした。心身二元論の根拠を軽くつかんで、興味あるところ(感情と表情、愛について)だけをきっちり読んだ。こういう哲学書のような本の読み方がよく分からない(考えを会得しようとして読むべきか、批判的に読むべきか)。2017/02/09

k.m.joe

7
デカルトの哲学史上の位置など判らないが別にそういうのには拘らないで良いと思う。極めて多彩で自分の道筋を持っており、人間好きな人物なのは私でも読めた。2010/04/12

SD

6
俺の頭が悪いせいだろうけど、面白くなかった(笑)。その理由を考えていたんだが、おそらくデカルト本人の人生経験やそこから導き出される彼の人間哲学が見えてこないからだと推察した。例えば、ソクラテス自体は別に好きじゃないんだけど、彼の無知の知や人間哲学には確固たる彼の体験が基になっていて、ソクラテスという人間が確かにそこには生きていて、彼オリジナルの考え方なんだなと納得させられるものだ。しかし、デカルトのこの方法序説・情念論は、ただの論理の羅列にすぎず、そこに物語が無い。哲学の教科書としては良いかもしれないが。2019/12/28

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