感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
48
「航海記」「昆虫記」に続く、”どくとるマンボウ シリーズ”第3弾の本書「小辞典」。どくとるらしい知識の正確さとマンボウ独特のユーモアが見事に調和した60篇のエッセイ風小品。著者北杜夫氏の昆虫、植物、飛行機、SF、精神分析、民俗学など、多岐にわたる分野の博学さを知るとともに、その中にちょっとした笑いをも窺い知ることができ、面白く、可笑しく読ませて頂いた。断続的でああるが、引き続き、”どくとるマンボウ シリーズ”を読んでゆきたい。2021/10/28
パフちゃん@かのん変更
6
1974.2.21
ジョバンニ
2
一日に一節ずつ楽しみながら読みました。昭和38年の作品ですが、古さは全く感じませんでした。2014/11/15
ユコリロ
1
最初の「読書について」から、もうおかしくって、久しぶりの北杜夫節に惹きこまれてしまいました。引用される文章も面白く、その博学さを披露したかと思うと、次の瞬間にはそんな自分を笑い飛ばすような、さらりとしたしなやかさがあります。「世界パイ戦争」「人間・この身勝手なもの」「重力の加速度」「数学」が特に面白かったですが、その他の編も読んでまったく損はないものです。2013/04/28
1977年から
0
1977年