出版社内容情報
世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか――この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。
内容説明
世界平和を実現するために人類は古くから叡智を傾けたが、戦いは繰り返された。戦争の危機はなぜ去らないのか―この問いに答える書物は少ない。国際関係を単純に図式化・理想化することなく、また「複雑怪奇」といって正確な認識を諦めることもなく追い求めた著者が、軍縮、経済交流、国際機構などを具体的に検討しながら、国家利益やイデオロギーがからみあう現実世界を分析し、組織的に論じた国際政治の入門書。
目次
序章 問題への視角(権力闘争の変質;国際政治の三つのレベル)
第1章 軍備と平和(勢力均衡;軍備縮小;軍備規制と一方的段階的軍縮)
第2章 経済交流と平和(経済と権力政治;権力政治と経済交流の分離;エゴイズムと相互の利益)
第3章 国際機構と平和(強制力の問題;世論の力;国際連合の意味)
終章 平和国家と国際秩序(国際社会と国内体制;現実への対処)
著者等紹介
高坂正堯[コウサカマサタカ]
1934年(昭和9年)、京都市に生まれる。京都大学法学部卒業。1960年より2年間ハーバード大学留学。法学博士。京都大学教授。専攻は国際政治学、ヨーロッパ政治史。1996年(平成8年)5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kei-zu
樋口佳之
金吾
にしがき
syuu0822