内容説明
CDが売れない音楽業界、ライブ・フェスの盛況、双方向のコミュニケーションで生まれる音楽など、多岐にわたり徹底討論。アーティストが自由に発信できる時代の、音楽のあり方とは?全てのジャンルが溶解しつつある今だからこそ問われるべき「未来型レーベル」の構想。
目次
第1章 いま、音楽業界に何が起こっているのか(音楽はゼロ年代からテン年代へ;普遍的なもの、そして未来型レーベル)
第2章 過去のレーベル、未来のレーベル(レーベルとは何か;最初のレーベル・ブーム;「渋谷系」というムーヴメント;散開、そして再生;もう一度レーベル作りから)
第3章 コミュニケーション・マネタイズ(大量複製時代のビジネスの崩壊;“音楽ビジネス”、その周りにあるもの;ライブハウス・フェスの盛況;テン年代アーティストの生き方)
第4章 未来型音楽のバックグラウンド(音楽の楽しみ方の変遷;ネット時代の音楽著作権;音楽新時代の寵児たち)
第5章 それでも人は音を楽しむ(どうしてCDが売れなくなったのか?;「形のある」音楽に生き残る道はあるのか;これからフェスは増える一方なのか?;新しい「文化」の生まれる兆しはあるか)
著者等紹介
津田大介[ツダダイスケ]
メディアジャーナリスト。早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師。1973年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。コンテンツビジネス周辺や著作権、IT・ネットサービスをフィールドに執筆。2006年から08年まで文化審議会著作権分科会において専門委員を務める。07年、「MIAU(インターネットユーザー協会)」を設立。音楽ニュースメディア「ナタリー」を手がける(株)ナターシャ取締役
牧村憲一[マキムラケンイチ]
音楽プロデューサー。昭和音楽大学講師。プロジェクト東京24区に在籍。1946年東京都渋谷区生まれ。早稲田大学在学中から音楽業界に身を投じ、ユイ音楽工房の設立に参加。独立後は、シュガー・ベイブらの宣伝制作会社を経て、竹内まりや、大貫妙子、加藤和彦の制作に関わる。80年代は細野晴臣主宰のノン・スタンダード・レーベル、90年代にはフリッパーズ・ギターの制作、渋谷系の総本山と称されたTRATTORIAや、L←→RがデビューしたWITSなどの数々のレーベルを興す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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