出版社内容情報
自動車産業はこれまで通り繁栄を続けることができるか。それとも淘汰されてしまうのか。新たな現実を縦横に取材し未来の姿を描出
内容説明
環境への配慮に関する激しい開発競争、新興国の台頭、格差社会の影響…。「自動車」をめぐり日本と世界が大きく動いている。日本の自動車産業が迎える未来は繁栄の継続か、それとも淘汰か。大変化を迎えた車社会―熾烈な競争の現場を明らかに。
目次
第1章 日本の自動車産業はなぜ強いのか(世界一「トヨタ」の解剖;ケイレツの強さ、世界が注目;進む世界企業への脱皮;あくなきエコへの探究心;小さい車が世界を制す)
第2章 見えてきた日本の自動車産業の死角(BRICsで上がる反撃の狼煙;揺らぐ成功のビジネスモデル;個性が消えた車;縮小する母国市場;狭まる一方の活躍の舞台)
第3章 日本の自動車産業は今後どうなるのか(見えてきた自動運転;道具とあこがれの狭間で;夢のある未来を描けるか)
資料1 識者座談会「クルマはどこへ向かう」(車の未来;産業としての車;車と文化)
資料2 「トヨタ学」の権威に聞く