中公新書ラクレ
知の分類史 - 常識としての博物学

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  • サイズ B40判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502360
  • NDC分類 116.5
  • Cコード C1220

出版社内容情報

「知る」とは分類すること。分けられれば、それ即ち知ったことになる。古今東西の分類術を紹介し簡単かつ画期的な知的生活術を伝授!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

21
2007年1月の本。インターネットがあるから百科事典がなくとも、物事を調べることはできるようになった。だからといって百科事典がなくなるわけではない。まして、調べる対象はいずれの手段とも独立している。他に「ビュフォンの針」のビュフォンがフランスの割りと有名な博物学者であったこと。喜多村信節の「嬉遊笑覧」が岩波文庫四冊であること。(購入するかどうかは、わからない。書評では「古文はわからん」とある。右に同じ)大宅壮一文庫も気になる。パーツパーツは面白かった。2021/03/06

6
有史以来、人間がどのように世界を「分類」してきたのか。その時々の分類方法から、時代時代の「知の枠組み」があぶり出されていくのではないか、という試み。本書全体は大きく分けて博物学、百科事典、図書分類の3つの項目から成っている。やはり過去に遡れば遡るほど分類の仕方に首をかしげるものが多く、改めて過去の人間との世界観の違いを思い知らされた。図書分類の件に至ってやっと自分の住んでいる世界と膨大な知の歴史との繋がりが垣間見えた気がする。概説的で味気ないところもあるが、分類史をザッと一望することができる本。2017/03/09

おらひらお

6
2007年初版。まさしく分類史という一冊。もう少しその意義付け等に言及してほしかったが新書では無理か?2016/06/21

NDS

3
百科事典の中にある知識をどのように分類してきたか、という歴史の本。どのように知識を分類しているか、東洋と西洋で、また時代によって分類方法が全然違うのは興味深かったです。 また、西洋の中世時代を過去の知識の再編成を行っていたと考える視点はおもしろいと思いました。2014/10/08

Go Extreme

2
分類の歴史は人類の「知」の歴史である 博物学の豊穣: 博物学のはじまり 雑学書のようなもの プリニウスの博物誌 アリストテレスの動物分類 分類学の父リンネ 世紀の大博物誌 西洋の百科事典の歴史をひもとく: 博物誌と交差しながらたどった別の道 アリストテレスの著作と当時の知 自由七科と六芸 東洋の百科事典: 類書の果たした啓蒙の役割 類緊国史 和製類書 図書分類: 本の分類史最大の発明 アレクサンドリア図書館の「ピケナス」 分類の可能性について: 自分だけの宇宙をつくるため 勉強法・思考訓練としての分類術2022/01/03

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