中公新書ラクレ
恋愛達人の世界史

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502056
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C1220

出版社内容情報

ギリシア神話から『冬のソナタ』まで…。男と女が繰り広げきた恋愛の3000年史を、57のエピソードでたどる「恋の温故知新」。

内容説明

あらゆるものと交わり世界を創造したギリシア神話のゼウスから、現代に甦った恋愛の騎士、『冬のソナタ』のヨン様まで―。男と女の3000年史を繙けば、「恋愛の真実」が見えてくる。

目次

第1章 恋愛は“突然の災難”―古代ギリシア・ローマ人の恋愛観
第2章 恋愛は信仰の妨げ―キリスト教の恋愛観
第3章 恋愛は修業―騎士と貴婦人、宮廷恋愛の深層
第4章 ロマンチックラブ誕生―恋愛のゴールは結婚
第5章 十九世紀―恋愛不安の時代
第6章 現代―恋愛不可能の時代

著者等紹介

上村くにこ[ウエムラクニコ]
大阪大学文学部卒業。大阪大学博士課程満期退学。パリ第四大学文学博士取得。甲南大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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3
恋愛や結婚って時代の宗教や社会が都合良く確立した作られた価値観だったのね。だから一夫一妻制的な事への裏切はインセストタブーや殺人ほど決定的な魂からの背徳が無いのか。良心が痛むのは社会への従属性からに過ぎない。一夫一妻制は無理があると数年前から考えるようになりました。力のある魅力的な男性はもっと娶っていいはず。縛り付けるから腐敗した低俗な観念が蔓延する。結局、宗教が時代を支配しているんだと再確認。ほんと20代やそこいらで一生のツガイを決めて生きていかなきゃいけないのは苦行だと、だからいいのか、と思います。2015/04/05

陽香

1
20060910

めっちー

1
ギリシア神話から冬ソナまで、世界(特にフランスを中心としたヨーロッパ)の恋愛の移り変わりを書いた本。女性嫌悪の古代ギリシア時代から、男同士>男女>女同士になり、異性愛が主流になるという様に移り変わったが、要因はキリスト教であると言う。心と体は別々に扱われ、心は無視されたり、女の扱いが悪かったりと、その時代時代の恋愛観が見える。「不倫こそは真の恋愛」とか「寝取られ男は軽蔑される」とか今の時代では首を傾げるが、「トリスタンとイズー」が西洋の恋愛ものに影響を与えた理由が上記の理由である事が解ったのが一番。2013/08/22

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