中公新書ラクレ
「死」を子どもに教える

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121501936
  • NDC分類 375
  • Cコード C1237

出版社内容情報

「人間を殺してみたかった」と子どもが殺人を犯す時代。命の尊さを伝えるには、何を語ればいいのか? ある教師の取り組みから考える

内容説明

「人を殺してみたかった」と子どもが殺人を犯す時代。命の尊さを伝えるために、われわれは何ができるのか?日本での普及が望まれる「デス・エデュケーション」の実践例から考える。

目次

1章 見つめるべきもの(普通の子どもたち;ある教師の挑戦;対象喪失の理解;手順と方法;分かち合いへの階段;生徒の声)
2章 変化への道程(礎の人;アルフォンス・デーケンの足跡;自死を防ぐために;五つの提案;「向こう」への希望;ある女性の死;悲嘆のプロセス;老後世代のデス・エデュケーション;今を認める勇気)
3章 実践へ向けて(夏期セミナー;分科会;現場に立つ教師;研修会の午後;指導案;ホスピスからの発信;「特別」からの脱却)
4章 命への懸け橋(教室の歌声;体験を聞く午後;思いの共有;それぞれの放課後;涙の理由;生徒との温度差;一〇年を経て)

著者等紹介

宇都宮直子[ウツノミヤナオコ]
医療、人物、動物、スポーツなどに関するノンフィクションやエッセイを、新聞や月刊誌に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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海星梨

4
基本的に著者のワカッテナイが、がつんがつん来るので読んでて辛い。「片親家庭でなくても、介護抱えててたりしたら子どもの宿題話し合う時間とか普通にないよー?」と思ったり、関わっている人の話の中では自身を軽視しているとふれられているものの著者はひたすら「若者が他者の命を軽視」と主張するなど。他者関係とか書いておきながら、自殺や犯罪に関しては環境要因を一切無視し、個人要因だけを型どおりに何回もくりかえし、正直堪忍してくれ。2020/02/28

rui

0
「死」を考えることは、生きることを考えることに繋がる。2016/11/10

norimakitarako

0
エッセイ風だからか、著者の意見ががつんと押し出されている印象。でも、天野先生、デーケン教授、小澤さんという3人を例に出してデス・エデュケーションの現状・動き・結果を紹介しているのは勉強になった。答えのない、普段話題にしにくい内容だからこそ、読みながら考えていろんな気づきを得られた。2013/10/23

かねかね

0
大事な事だとは思いますが、マニュアル化するのは何だか微妙。しないよりは余程いいですが。2011/04/29

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