中公新書ラクレ
脳の進化学―男女の脳はなぜ違うのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121501516
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C1247

内容説明

攻撃行動に重要な役割を果たす「古脳」と、知性をつくる「新脳」のしくみ、そして性ホルモンにあやつられるこれら古脳と新脳のすがたを追うことで、現代人の行動の謎を明らかにした力作。

目次

第1章 地球の今をつくった現代人の脳(現代人の脳;現代人のルーツ;350万年前、サルからヒトへ;脳が大きくなるメカニズム)
第2章 情動をつくる古脳(攻撃性の生態学;攻撃は古脳がつくる情動行動;子どもの遊びと性差をつくる古脳;男性優位性成立に関する一考察)
第3章 知性をつくる新脳(アメリカにおける男女の知的能力、33年間の統計;言語能力に優れているという女の脳;本当に、男性は数学的の雨緑で女性より優れているのだろうか;女性の知性が、子に伝わる;空間能力に優れているという男の脳)
第4章 性ホルモンにあやつられる古脳と新脳(古脳を性分化させる性ホルモン;古脳をあやつる性ホルモン;新脳をもあやつる性ホルモン)

著者等紹介

田中冨久子[タナカフクコ]
1964年横浜市立大学医学部卒業。1969年同大学大学院医学研究科(生理学専攻)修了。医学博士。その後、同大学医学部生理学副手、助手、講師、助教授、米国留学などを経て、1985年横浜市立大学大学院医学研究科教授。2004年横浜市立大学医学部長。専門は、生殖生理学、神経内分泌学、脳科学。日本内分泌学会(理事歴任)、日本生理学会(理事歴任)、日本神経科学学会(理事、会長歴任)、日本神経内分泌学会(理事、会長歴任)、日本生殖内分泌学会(理事、会長歴任)。雑誌「性差と医療」(じほう)の編集委員
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