中公新書ラクレ
論争・学力崩壊〈2003〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 309p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121500861
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C1237

内容説明

2002年度から薄くなった教科書、混乱を招いた総合的学習、反響を呼んだ「本当の学力」。好評『論争・学力崩壊』刊行後、白熱した論争の代表論文を精選し、全容と残された課題を探る。

目次

時代を問う論争、時代から問われた論争
1 ヒートアップする論争(学力の崩壊を食い止めるための、教育政策に関する緊急提言書;対談・どうする「学力低下」 ほか)
2 「ゆとり」教育は是か非か(私たちが「学力」を語り合おう―子ども・親・市民・教師が参加する学力論議を;激論・本当に「ゆとり」でいいのか ほか)
3 大学改革(なぜ東大入試は変えられないのか;東大は入学定員を六百人削減せよ!―大学生の学力低下の責任は大学にある)
4 現場の混乱と、さまざまな再生案(現場発、総合学習はこんなに面白い!;ようやく築いた子どもたちの信頼を奪うな―読み書き計算の実践を通して見る新指導要領の問題点 ほか)
「論争」の次に来るもの

著者等紹介

中井浩一[ナカイコウイチ]
1954年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。現在国語専門塾「鶏鳴学園」代表。30代にはヘーゲル哲学研究に没頭し、牧野紀之氏のもとで「生活のなかの哲学」を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

19
「ゆとり教育」VS「詰め込み教育」という単純な図式ではもはや済まされないのだということがよくわかる。社会構造もどんどん変わってゆくし、求められる人材もまた然り。ただ「世界に取り残されてしまう」から教育レベルを上げるのは違う、と思った。子どもがどんなビジョンを持ち、それを実現するための手段として、サポートするための教育が必要とされるのはいうまでもない。学校に求められる役割もまた変わっていくのだろうが、現実と理想の狭間でできる限りぶれない努力もしていただきたいと思っている。2013/11/29

numainu

0
評価A2006/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/268653
  • ご注意事項