中公新書ラクレ<br> 老化時計―寿命遺伝子の発見

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中公新書ラクレ
老化時計―寿命遺伝子の発見

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121500557
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C1245

内容説明

染色体の端で細胞の分裂回数をカウントする“老化時計”テロメア。生物の寿命は遺伝子に規定されていた!寿命延長は可能か。最新医療が実現する若返りとは。ゲノム研究の最前線を解説。

目次

延びつづけている先進諸国の平均寿命
最長寿命122歳を全うしたフランス人女性
遺伝性早老症、ウエルナー症候群
老化時計テロメア
クローン動物は永遠の生命を手に入れたのか?
寿命遺伝子を探す
糖尿病の初期状態は実は長寿体質?
寿命と生体リズムを刻んでいる時計遺伝子クロック1
寿命の秘密はミトコンドリアに
ダイエットで寿命が1・5倍に延びる?
脳の中の長寿のカギ―「海馬」の学習効果
ホルモン補充療法による若返りは可能か
最先端医療で寿命を延ばす
ついにヒトでも発見された長寿遺伝子
世界一の長寿国・日本―「平均年齢90歳」時代

著者等紹介

白沢卓二[シラサワタクジ]
(財)東京都老人総合研究所、分子老化研究グループリーダー。1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業、呼吸器内科入局。1990年同大学院医学研究科修了、医学博士。東京都老人総合研究所分子病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子遺伝学室長を経て現職。2000年、ノバルティス老年医学賞受賞。2001年、東京都立大学理学部連携大学院、分子老化学、客員助教授併任。2002年、東京農工大学農学部連合大学院、環境老年学、客員教授併任。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学
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感想・レビュー

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zunbe

2
動物は、必ず老化し、最終的には必ず死ぬ。そもそも、なぜ動物は老化するのかという神の世界の話はさておき、この書籍では、老化が発生するメカニズムを追う。脱糞回数と寿命の相関関係や、心臓の鼓動の回数と寿命の相関関係といった、緩い仮説から、遺伝子を操作して実験した新陳代謝の速度と寿命の相関関係といった科学的な仮説まで、様々な仮説を紹介しながら老化を考察していく。もちろん、現段階では老化のメカニズムは解明していないのだけれど、いつかは解明されて、人間は不老不死を手に入れる事ができるのではないかと思った。2017/04/25

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