内容説明
コソヴォ問題をはじめとしたユーゴの紛争、アメリカの民族マイノリティの動向、チェチェン、アイルランド、バスク…そしてアフリカ、オセアニアの民族問題まで。好評シリーズの下巻。
目次
第１章 アメリカ大陸の民族地図
第２章 ヨーロッパ世界の民族地図
第３章 旧ソ連領の民族問題
第４章 ユーゴスラヴィアの民族対立
第５章 統合と分離に揺れる西欧世界
第６章 オセアニア世界の民族地図
第７章 アフリカ大陸の民族地図
第８章 漂泊の民ロマ（「ジプシー」）
著者等紹介
高崎通浩［タカサキミチヒロ］
歴史家・評論家。１９４５年香川県生まれ。東京大学法学部政治学科卒。百科事典の編集、映画助監督等々の職業を経て、政治・文化・歴史を基軸に評論活動をはじめる
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感想・レビュー
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rionel
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大学の民族研究の講義で参考書として使用した教材なのですが、個人的に興味と学習意欲があったテーマだったので未だに本棚に残っている本。 島国という立地条件の日本の性格上、あまり「民族」という言葉自体に触れる機会が少ない方も多いですし、水面下に潜んでいた問題が表面化し武力衝突に発展した歴史は多くは存在しません。 今まで言葉だけ知っていても、TVのニュース越しにしか知らない、遠い違う世界の事柄の様に感じていましたが、この教材を通じて、広く浅くではありますが改めて「民族問題」というもの、その根の深さを実感しました
