中公新書<br> 言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか

個数:
電子版価格
¥1,056
  • 電書あり

中公新書
言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか

  • ウェブストアに167冊在庫がございます。(2024年05月14日 13時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121027566
  • NDC分類 801.4
  • Cコード C1280

出版社内容情報

日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。

内容説明

日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか?子どもはいかにしてことばを覚えるのか?巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは?言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。

目次

第1章 オノマトペとは何か
第2章 アイコン性―形式と意味の類似性
第3章 オノマトペは言語か
第4章 子どもの言語習得1―オノマトペ篇
第5章 言語の進化
第6章 子どもの言語習得2―アブダクション推論篇
第7章 ヒトと動物を分かつもの―推論と思考バイアス
終章 言語の本質

著者等紹介

今井むつみ[イマイムツミ]
1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。94年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学

秋田喜美[アキタキミ]
2009年神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)取得。大阪大学大学院言語文化研究科講師を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授。専門は認知・心理言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

210
言語の本質を考えるために大切なことを学んだ。身体に根差した経験との関係を問う記号接地問題。言語におけるアイコン性と恣意性との絶妙なバランス。ブートストラッピング・サイクルによる知識の増殖。人間独自の仮説形成推論(アブダクション)など。本書は、オノマトペ言語起源説に基づき、オノマトペに関する考察が充実している。その説の妥当性を判断する能力は私にはないが、「言語の起源」を辿り「言語の本質」を考えるという著者の目論見は十分に理解できる。接地問題と無縁である生成系AIが登場した今だからこそ、その重要性を認識する。2023/08/21

こーた

209
言われてみれば一つひとつは当たり前のことばかりが書かれているのに(学問とは多かれ少なかれそういうものだけれど)、繋がれる物語は驚異に充ちみちている。何しろ読んでる途中で、ちょっと泣いたのだ。新書なのに、である。我が家にはいま、一歳を少し過ぎた、まさに言語を習得しようと奮闘する子どものひとがいる。彼の漕ぎだそうとする言語体系という大海原は、あまりに巨大で、その航海は如何に困難を窮めることか。それらを子どもは(おそらくだが)平然とやってのけようとしている。スポーツを観て、人類の偉業に涙することがある。⇒2023/06/23

Kanonlicht

176
オノマトペとは何かを考察することからはじまり、言語とは何か、ヒトはどうやって言語というツールを獲得していったかにまで議論を展開する。人類の言語の進化を紐解くヒントとして語られたニカラグア手話にみる言語のアナログからデジタルへの変化が興味深い。赤ちゃんが言葉を覚えていく過程が、ヒトだけが持つ言語獲得の歴史そのものというのも納得。さて今後AIは、生物の中でヒトだけが持つアブダクション推論を取り込めるのか?2023/07/30

みこ

169
オノマトペを入り口として人間は言葉を物事とどう結び付けているのか。すなわち、人類はどのように言語を会得したのか。オノマトペを使い、時に新しいオノマトペを産み出す行為は言語を物事と接地させている。最初はオノマトペについての解説本でタイトルはちょっとした大風呂敷かと思いきや、タイトル通りの話につながるのはまさかの展開で面白かった。2023/07/27

tamami

164
副題にある「ことばはどう生まれ、進化したか」というテーマに関して、示唆に富んだ幾つもの仮説が提示されていて、大変興味深く読むことができた。仮説の中心にあるのは、ふわふわ、カンカンなどオノマトペと呼ばれる一群のことばである。筆者たちは、人間の赤ちゃんは、物事の一部分をアイコン的に写し取るオノマトペをもとに、アブダクション推理という方法を使って語彙やその使い方の範囲を広げていくという仮説を立てる。仮説、実験観察、考察そして仮説という筋道は非常にスリリングである。ことばについて考え学ぶ面白さが詰まった本である。2023/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21173542
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。