中公新書<br> 韓国愛憎―激変する隣国と私の30年

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中公新書
韓国愛憎―激変する隣国と私の30年

  • 木村 幹【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026828
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C1236

出版社内容情報

ここ30年間で韓国は大きく変わった。独裁から民主国家へ、発展途上国から先進国へと。20世紀に「弟」と蔑んだ韓国は過去のものだ。他方、元慰安婦を始め歴史認識問題が大きく顕在化。日韓の対立は熾烈さを増し、21世紀以降、経済発展、政治と歴史、韓流ブーム、嫌韓現象と常に意識する存在だ。本書は、1980年代末、途上国としての隣国に関心を抱き、韓国研究の第一人者となった著者が、自らの体験から記す日韓関係の変貌と軋轢の30年史である

内容説明

ここ30年間で韓国は大きく変わった。独裁から民主国家へ、発展途上国から先進国へと。20世紀に日本が「弟」と蔑んだ韓国は過去のものだ。他方、元慰安婦を始め歴史認識問題が顕在化、日韓の対立は熾烈さを増す。21世紀に入り、政治、経済から韓流、嫌韓まで常に意識する存在だ。本書は、1980年代末、途上国だった隣国に関心を抱き、韓国研究の第一人者となった著者が自らの体験から描く、日韓関係の変貌と軋轢の30年史である。

目次

プロローグ 軍事独裁政権下、暗い国のイメージ
第1章 希少価値の韓国研究者―1990年代初頭
第2章 神戸大学着任、ハーバード大学留学
第3章 対立先鋭化の予兆―盧武鉉の登場と歴史認識問題
第4章 日本の停滞、韓国の興隆―2000年代の光と影
第5章 関係悪化の本格化―歴史認識問題を研究する
エピローグ 「あなたは韓国が好きなんですか」

著者等紹介

木村幹[キムラカン]
1966(昭和41)年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。同大学院博士課程中退。博士(法学)。愛媛大学法文学部助手、講師、神戸大学大学院国際協力研究科助教授を経て2005年より神戸大学大学院国際協力研究科教授。この間、韓国国際交流財団研究フェロー、ハーバード大学、高麗大学、世宗研究所、オーストラリア国立大学、ワシントン大学などで客員研究員や客員教授を歴任。専攻・比較政治学、韓国地域研究、韓国ナショナリズム、歴史認識問題。著書:『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(ミネルヴァ書房、2000年、第13回アジア太平洋賞特別賞)、『韓国における「権威主義的」体制の成立』(ミネルヴァ書房、2003年、第25回サントリー学芸賞)、『日韓歴史認識問題とは何か』(ミネルヴァ書房、2014年、第16回読売・吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おかむら

31
韓国研究の第一人者の自叙伝。1990年バブル末期に大学院進学。韓国に何の思い入れがあったわけでもなくかなり安易な理由で研究対象に選んだ結果、その後30年余りの日韓関係の変化に振り回されることに。大学教授の人生、面白かったー! 「愛憎」ってほど激しめでなく淡々と書いてるとこも好み。 著書は5歳下だけど世代的にほぼ一緒なので自分と韓国観の変遷となぞらえて読めるのも楽しい。著者の本は同じ中公新書の「韓国現代史」しか読んでないけど、歴代大統領のキャラが立ちまくりでたしか面白かった、はず。2022/02/26

サケ太

22
著者の55年の人生を追いつつ、韓国という国家の変遷、日本との関係性の変化を追っていく。 日本の平成史でさえあいまいな自分ではあるが、韓国という国家がグローバル化、成長を果たしていくなかで、日本という国の立ち位置が変化し、韓国政府がそれをどの様に扱うようになっていたか、という視点は面白い。学者から見た政府の対応を疑問視しているのも興味深かった。 様々な問題を抱えつつ、それが表面化していく過程、韓国側の論理や意図をある程度確認できる、というのはかなり大事。2022/01/28

さとうしん

16
韓国の通信環境の急激な発展ぶり、韓流ブームへの著者の困惑ぶりが印象的。著者が韓国を研究対象に選んだ事情はかなり場当たり的だが、それでこれだけ研究できるんだと感じた。タイトルに「愛憎」とあるが、好きにしろ嫌いにしろ愛憎というほどのものは感じられない。2022/01/22

かごむし

15
とある学者の自分史であるから、完全に個人の事情が書かれたものである。しかし、真摯な研究を続けてきた著者の視点から、時代の移り変わりを眺めるのは興味深いことであったし、なにより、一人の人生の中に社会の縮図が投影されており、これもまた1つの歴史の追いかけ方なのだなと思った。また、韓国の変化を見ることは、対照的に日本の変化を見ることでもあった。日本が経済大国としてもてはやされた時代はとうに過ぎ、日韓の関係も変わっていった。著者の専門性が高いので、日韓関係現代史としても十分な読み応えがあった。隠れた名著だと思う。2022/07/05

二人娘の父

14
Twitterでフォローしていた研究者の新書。ツイートから感じていた研究姿勢の誠実さは、一読してもその印象は変わらなかった。それにしても秀逸なタイトルかつ内容である。30年にわたって研究対象としてきた「韓国」に対する複雑な想いをズバリ「愛憎」としたのは、適切だったと思う。日韓関係がどんな形に複雑化しているのがとても良く分かる、すぐれた日韓関係入門書でもある。2022/05/22

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