中公新書<br> 国造(くにのみやつこ)―大和政権と地方豪族

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国造(くにのみやつこ)―大和政権と地方豪族

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121026736
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1221

出版社内容情報

古墳時代から飛鳥時代にかけて地方行政のトップにあったのが、有力豪族が任命された国造(くにのみやつこ)である。だが、その実態についてはよくわかっていない部分も多い。本書は、稲荷山鉄剣銘に刻まれた「ヲワケ」や、筑紫の磐井など国造と関連する豪族、記紀の記述を紹介しつつ、国造制は、いつ施行されたどのような制度で、いつ廃止されたのか、また律令制下の国造とはどのような存在であったのかなどを解説する。

内容説明

古墳時代から飛鳥時代にかけて地方行政のトップにあったのが、有力豪族が任命された国造である。だが、その実態は謎も多い。本書は、稲荷山鉄剣銘に刻まれた「ヲワケ」の名や、筑紫の磐井など国造と関連する豪族、記紀の記述を紹介しながら、国造制とは、いつ施行されたどのような制度で、誰が任命され、いつ廃止されたのかまでを描き出す。さらに奈良時代以降に残った国造がどのような存在であったのかなどを解説する。

目次

第1章 国造制はいつどのようにして成立したのか(『日本書紀』にみる成立時期;ワカタケル大王の時代;国造制の成立過程と磐井の乱)
第2章 国造制とは何か(国造制の内容についてのこれまでの研究;国造と県主・稲置;国造制と部民制)
第3章 国造の分布と国造の「氏姓」(「国造本紀」の国造;国造の「氏姓」)
第4章 「大化改新」と国造制(「大化改新」と評制の施行;評制の施行と国造;評制施行後の国造と国造制の廃止)
第5章 律令制下の国造(令文の「国造」;律令制下の「国造」の実態;出雲国造と紀伊国造)

著者等紹介

篠川賢[シノカワケン]
1950年、神奈川県生まれ。1973年、北海道大学文学部卒業、1981年、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、成城大学文芸学部教授等を経て、2021年、同大学退職。現在、同大学名誉教授。文学博士。専攻・日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

111
日本史の教科書で「大和朝廷期の地方行政官」と習ってから完全に忘れていた国造について、その成立から消滅までを初めて系統的にまとめている。といっても記紀や鉄剣銘の僅かな記述しか史料がないので、そこから推測される状況や学説の紹介が中心。中央政府として振る舞い始めた当時の朝廷が、無の状態から国家を創り上げようと苦闘していた姿が見えてくる。「推定する」「考えられる」が多く隔靴掻痒が拭えないが、法律や行政組織という概念もなかった時代に人をまとめる苦労は相当なものがあったはずだ。日本の官僚制も赤ん坊の頃があったわけか。2022/03/01

saga

58
『ヤマト王権』から引き続き本書を読む。歴史の時間に習った(覚えさせられた?)「くにのみやっこ」ではあるが、文字史料が少なく、わずかに残る点と点の史料から、線や面を推定していかざるを得ないということがよく判った。ここに歴史研究の面白さがあるのかも知れない。大和政権が日本国内を支配するに当たって、中央からの官人派遣と地方有力者との融和政策、やがて中央集権が完成していく段階の国造という役職であったと理解した。2023/04/19

kk

22
律令制以前の地方統治の柱の一つである国造制度について、その成り立ち、機能、廃止の過程などについて、史料を基に丁寧に解説しようとするもの。基本的には親切に説明してくれているってことなんでしょうけど、全体としてマジメというかカタギというか、「あとがき」に至るまでわりとガチです。古代史ファンの暇つぶし用ってわけにはいかないようです。2022/04/11

mahiro

21
古墳時代のヤマト政権の確立と共に地方豪族の地域支配の為に置かれた国造の成立と広がり、やがて中央集権的律令制度が施行されるとともに迎える終焉までを考証している。記紀の記述やワカタケル大王や磐井の乱、国造とは何か辺りまではサクサク楽しく読めたがその後は結構読むのに苦労した。ある程度以上古代の知識がある人向けかな2022/01/25

fseigojp

14
国造から国司へ権力の移行は、どのように進んだのか 郡司との関係は? 興味深い2022/01/26

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