出版社内容情報
森の中で巨樹を伐る。轟音を立てて倒れ、まるで死んだように見える。だがしばらくすると切り株から小さな芽が生まれている。死んだと思った木は生きていたのだろうか? 植物の「いのち」は、わたしたち動物のそれとはずいぶん違って見える。動かず、しゃべらず、食べない。一方で、栄養を自分で作る、体の一部が失われても復活するなど、動物には真似できない能力も持つ。ユニークな「いのち」の形としくみをやさしく解説。
内容説明
森の中で巨樹を伐る。轟音を立てて倒れ、生命が絶たれたように見える。だがしばらくすると切り株から小さな芽が生まれてくる。死んだと思った木は生きていたのだろうか?植物の「いのち」は、わたしたち動物とはずいぶん違って見える。動かず、しゃべらず、食べない。一方で、栄養を自分で作る、体の一部が失われても復活するなど、動物には真似できない能力も持つ。ユニークな「いのち」の形と仕組みをやさしく解説。
目次
第1章 植物の長寿
第2章 植物のいのちを支える性質とは?
第3章 いのちを守るために駆使される性質としくみ
第4章 いのちをつなぎ、いのちを広げる工夫としくみ
第5章 植物のからだと寿命を支える力
第6章 いのちのつながりと広がりへの疑問
著者等紹介
田中修[タナカオサム]
1947年(昭和22年)京都に生まれる。京都大学農学部卒業、同大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部教授等を経て、同大学特別客員教授。農学博士。専攻は植物生理学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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