中公新書<br> 海の地政学―覇権をめぐる400年史

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

中公新書
海の地政学―覇権をめぐる400年史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 23時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025661
  • NDC分類 319
  • Cコード C1231

出版社内容情報

海の覇権をめぐって各国は鎬を削ってきた。世界を股にかけた大英帝国、資源を制したアメリカ、国際ルールへの挑戦を試みる中国……。
本書は400年にも及ぶ歴史を地政学などの視点を駆使して描く試みだ。そこからは、日本がなすべき海洋秩序の模索や課題も見えてくる。

内容説明

地球の面積の7割以上を占める海。大航海時代以来、その覇権をめぐって、多くの国々が鎬を削ってきた。スペイン、オランダ、イギリス、二度の大戦を経て頂点に君臨するアメリカ。そして国際ルールへ挑戦する中国…。本書は、航路や資源、国際的な法制度など多様な論点から、400年に及ぶ海をめぐる激動の歴史を描き出す。各国の思惑が交錯し、形作られてきた海洋秩序を前にして、海に囲まれた日本はどう向き合うべきか。

目次

第1章 海を制した大英帝国
第2章 クジラが変えた海の覇権
第3章 海洋覇権の掌握へ向かうアメリカ
第4章 海洋ルールの形成
第5章 国際ルールに挑戦する中国
第6章 海洋秩序を守る日本

著者等紹介

竹田いさみ[タケダイサミ]
獨協大学外国語学部教授。1952年東京都生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学・ロンドン大学留学。Ph.D.(国際政治史)取得。専攻は海洋安全保障、東南アジア・インド太平洋の国際関係、海洋と海賊の世界史。著書『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、1991年、アジア・太平洋賞特別賞受賞)、『世界史をつくった海賊』(ちくま新書、2011年、国際理解促進図書優秀賞、山縣勝見賞特別賞受賞)、『世界を動かす海賊』(ちくま新書、2013年、山縣勝見賞特別賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

58
海洋ルールについてはその利用価値に気がついたもの勝ち的な要素が強かったことが印象に残った。アメリカがなぜ強国であるのかも、世界史を本文でおさらいする中で理解できた。海上・海中・深海の覇権争いという概念は、比較的新しいものだということに気づかされる。2019/12/12

kk

37
各国海洋覇権の消長や国際海洋秩序の発展を概観しつつ、最近の中国の動向とそれに向き合う日本の海洋法執行の努力について解説。基本的に「浅く広く」ですが、それにしても、これだけ時間的・空間的・事項的に幅のある事象を一冊の新書にまとめ上げるって、並大抵のことじゃなかったと思います。オリジナル原稿が膨大になったので編集の方が「執刀医」として大鉈を振るわれた由ですが、著者の切ない気持ち、お察しします。これだけの本、新書だけではもったいないので、カット分を併せ、注を附してハードカバーに仕立て直したらステキかも。2020/02/24

みこ

32
日中関係の話かなと思い読んでみたが、その話は最後の方で全体的に見れば分量は少なめ。ただし、大航海時代から海の領域をどう定めるか国家間でのせめぎ合いや取り決めがまとめられるまでを丁寧に描いているので、分量以上に内容に重みを感じる。しかし、現状相手はあまり聞く耳を持ってなさそうだ。2020/02/25

yyrn

28
誰だって自分の思い通りに周りを動かしたいと思っている。大国はそれが出来るから大国と言われる訳で、19世紀ではイギリスが、20世紀ではアメリカが、自国に都合よく海上の支配ルールを設定して利益を独占したのだから、現代の中国が国連海洋法条約を無視し、裁定にも従わず、南シナ海で傍若無人な振る舞いを続けていることを批判できないような気もするが、英国や米国の定めた勝手なルールがその後の領海と公海、領海の無害通航、大陸棚の利用などの海洋秩序の形成に役立っているところが、身勝手な中国との違いか。う~ん、でも五十歩百歩か?2020/02/27

サケ太

27
領海という概念がいつ頃形成されたのか。「孤立無援主義」から「世界の警察」へ変遷したアメリカの動き。鯨油、石油などに需要が変わった事で動く海のパワーバランス。そのバランスを定めるための様々な取り決め。現代の海洋事情に繋がる四百年の歴史。 現代中国のやり方についても説明されているのはありがたい。2020/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14626525
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。