出版社内容情報
一見バラバラに見えるデータでもグラフにしてみると、その姿が見えてくる。サイコロの目やテストの点数は、中央が一番多い釣鐘型のカーブ(正規分布)、地震の規模と頻度、ウェブのリンク数は右肩下がりの曲線(べき乗分布)になる。そして体重や都市の人口は釣鐘型の右側が伸びたカーブになる(対数正規分布)。どうして世の中の出来事はこの3つの分布になるのか。仕組みと特徴を説明し、データに潜む真理を明らかにする。
内容説明
一見バラバラに見えるデータでもグラフにすれば特徴が浮かび上がる。身長やテストの点数は真ん中が一番多い釣鐘型のカーブ(正規分布)に、地震の頻度やウェブの被リンク数は右肩下がりの曲線(べき乗分布)になる。そして体重や町村の人口は、釣鐘型だが左側が縮み右側が伸びたカーブになる(対数正規分布)。なぜ世界のほとんどの物事はこの3種類になるのか。仕組みを説明し、データに潜む真理から何が読み取れるかを明かす。
目次
第1章 統計的に考えるとはどういうことか―大人の身長と正規分布
第2章 べき乗分布―地震の発生頻度を例にして
第3章 複雑系とランキングプロットの効用
第4章 複雑な系の歴史性とその統計―対数正規分布が現れる理由
第5章 現代社会に見られる対数正規分布の例
第6章 社会現象を統計的に読み解く―格差の現れ
著者等紹介
松下貢[マツシタミツグ]
1943年、富山県出身。東京大学工学部物理工学科卒、同大学大学院理学系研究科物理学博士課程修了。日本電子(株)開発部、東北大学電気通信研究所助手、中央大学理工学部助教授、教授を経て、同大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
kinkin
佐島楓
molysk
おせきはん