出版社内容情報
自由と平等の理念を持つ、移民の国アメリカ。全米がスーパーボウルに熱狂するなど、スポーツが大きな存在感を持つ。野球をはじめとするアメリカ発祥の競技は、社会や文化とどう関係しているか。人種や性、地域社会の問題にアスリートたちはどう向き合ってきたか。大リーグの選手獲得方法やトランプ大統領とプロレスの関係は、現代アメリカの何を象徴しているのか。スポーツから見えてくる、超大国の成り立ちと現在。
鈴木 透[スズキトオル]
著・文・その他
内容説明
野球、アメフト、バスケなどの母国アメリカ。国民が熱狂するこれらの競技は、民主主義とビジネスの両立への挑戦を体現している。人種、性の格差解消を先導する一方で、巨大化したプロスポーツでは、薬物汚染に加え、経営側の倫理が揺らぐ場面もある。大リーグの外国人選手獲得や、トランプ大統領とプロレスの関係は、現代アメリカの何を象徴するのか。スポーツで読む、超大国の成り立ちと現在。
目次
スポーツの近代化とアメリカ
第1部 アメリカ型競技の生い立ち(南北戦争と国技野球の誕生;科学的経営管理の手法とフットボールの「アメリカ化」 ほか)
第2部 スポーツの民主化と社会改革(人種の壁への挑戦;女性解放とスポーツ ほか)
第3部 スポーツビジネスの功罪(資本主義下のスポーツ倫理;メディアが変えるスポーツ ほか)
第4部 スポーツと社会の新たな共振(アメリカ型競技の孤立主義とパックス・アメリカーナ;記憶装置としてのスポーツイベント ほか)
スポーツ・アメリカ的創造力・近代社会
著者等紹介
鈴木透[スズキトオル]
1964(昭和39)年東京都生まれ。87年慶應義塾大学文学部卒業、92年同大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学法学部教授。専攻は、アメリカ文化研究、現代アメリカ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
skunk_c
かごむし
kenitirokikuti
Akito Yoshiue