中公新書<br> スポーツ国家アメリカ―民主主義と巨大ビジネスのはざまで

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中公新書
スポーツ国家アメリカ―民主主義と巨大ビジネスのはざまで

  • 鈴木 透【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024794
  • NDC分類 780.253
  • Cコード C1222

出版社内容情報

自由と平等の理念を持つ、移民の国アメリカ。全米がスーパーボウルに熱狂するなど、スポーツが大きな存在感を持つ。野球をはじめとするアメリカ発祥の競技は、社会や文化とどう関係しているか。人種や性、地域社会の問題にアスリートたちはどう向き合ってきたか。大リーグの選手獲得方法やトランプ大統領とプロレスの関係は、現代アメリカの何を象徴しているのか。スポーツから見えてくる、超大国の成り立ちと現在。

鈴木 透[スズキトオル]
著・文・その他

内容説明

野球、アメフト、バスケなどの母国アメリカ。国民が熱狂するこれらの競技は、民主主義とビジネスの両立への挑戦を体現している。人種、性の格差解消を先導する一方で、巨大化したプロスポーツでは、薬物汚染に加え、経営側の倫理が揺らぐ場面もある。大リーグの外国人選手獲得や、トランプ大統領とプロレスの関係は、現代アメリカの何を象徴するのか。スポーツで読む、超大国の成り立ちと現在。

目次

スポーツの近代化とアメリカ
第1部 アメリカ型競技の生い立ち(南北戦争と国技野球の誕生;科学的経営管理の手法とフットボールの「アメリカ化」 ほか)
第2部 スポーツの民主化と社会改革(人種の壁への挑戦;女性解放とスポーツ ほか)
第3部 スポーツビジネスの功罪(資本主義下のスポーツ倫理;メディアが変えるスポーツ ほか)
第4部 スポーツと社会の新たな共振(アメリカ型競技の孤立主義とパックス・アメリカーナ;記憶装置としてのスポーツイベント ほか)
スポーツ・アメリカ的創造力・近代社会

著者等紹介

鈴木透[スズキトオル]
1964(昭和39)年東京都生まれ。87年慶應義塾大学文学部卒業、92年同大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学法学部教授。専攻は、アメリカ文化研究、現代アメリカ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

89
アメリカのバーではNFLのゲームを流していた。19世紀末アメリカが生んだスポーツの野球、アメリカンフットボール、バスケットボールは、南北戦争の前近代と近代の影響を受けて成立した。米国の社会の中で、民主主義と公共性を象徴するスポーツは、アメリカのもう一つの特徴である資本主義とマスメディアと結びつき、格差の拡大と分断にも分かち難く結びついている。アメリカのボールパークで7回裏に流れるテイクミートゥザボールパークと共に子どもと親がバックスクリーンに映される映像は、共同体としての役割以上のものを感じさせてくれる。2023/09/23

skunk_c

70
主に野球、アメリカンフットボール、バスケットボールに、個人種目を含むスポーツを通してみたアメリカ文化論。フットボールに軍事戦術的な要素があること、キング夫人の女子テニス地位向上への働きかけなど、自分の関心のあるところにもちゃんと触れられている。トランプ政権時代の本で、彼とプロレスの関係から、彼の手法を批判的に書いている部分も面白かった。ただ、気になったのは過去の事件に対するメモリアルで、ボストンマラソンのテロ被害者とベトナム戦争戦死者を同列に「悲劇」とするのは納得できない。加害のプロセスが違いすぎる。2022/03/05

かごむし

24
スポーツを切り口にアメリカという国を見ていこうという一冊。ヨーロッパのサッカーやラグビーがオフサイドなど攻撃側に制限をかけるのに対し、アメフトやバスケットなど、効率的にどんどん点が入る仕組みになっているところなど、確かにアメリカっぽいなと思う。地域共同体の絆を強化する公共財として機能してきたアメリカのスポーツは、その国の歴史でもある。国家とかそういう枠組みではなく、その国の人たちの顔が見えるようなアメリカ論になっていて、とても面白かった。アメフトのルールをはじめて知って動画で見たが、確かに面白そうだった。2020/06/08

kenitirokikuti

15
現代アメリカ論、アメリカ文化研究の新書である。全256頁だが、序章・終章含め14章で成っており、アメリカスポーツ界像を素描・点描するスタイルである。しばらくアメリカ論から離れていたので、アメリカ文化のローカルさを再確認した▲アメリカ社会(≒白人男性)は女性を含むマイノリティ(≒黒人が筆頭)に対し、さほど門戸を開いていない。国際試合において、ベルリン五輪のときにナチスのアーリアン至上主義に対して黒人を、冷戦期に対ソ連として女性をフィーチャーしたが、それらが国内に反映したとは言い難い。コメ欄につづく2018/03/30

Akito Yoshiue

12
文章はやや硬いが、内容は非常に興味深く、全体として良くまとまった良著だった。2018/04/15

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