中公新書<br> 沖縄現代史―米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで

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中公新書
沖縄現代史―米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで

  • 櫻澤 誠【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 366p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023421
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C1221

出版社内容情報

27年間の米国統治を経て復帰後も広大な基地が残された沖縄。米国の影、革新県政、基地移転を巡り特異な道を歩んだ戦後70年を描く

内容説明

太平洋戦争中、地上戦で20万人強の犠牲者を出した沖縄。敗戦後、米国統治下に置かれ、1972年に本土復帰を果たすが、広大な基地は残された。復帰後の沖縄は保革が争いながら政治を担い、「基地依存経済」の脱却を図る。だが95年の米兵少女暴行事件を契機に、2010年代には普天間基地移転・歴史認識を巡り、保革を超えた「オール沖縄」による要求が国に行われる。本書は、政治・経済・文化と、多面的に戦後沖縄の軌跡を描く。

目次

第1章 「沖縄戦」後の米軍占領1945~52
第2章 「島ぐるみ」の抵抗1952~58
第3章 沖縄型高度経済成長1958~65
第4章 本土復帰へ1965~72
第5章 復帰/返還直後―革新県政の苦悩1972~78
第6章 保守による長期政権―変わる県民意識1978~90
第7章 反基地感情の高揚―「島ぐるみ」の復活1990~98
第8章 「オール沖縄」へ―基地・経済認識の転換1998~2015

著者等紹介

櫻澤誠[サクラザワマコト]
1978(昭和53)年新潟県生まれ。2001年立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業。08年立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。立命館大学文学部助手、日本学術振興会特別研究員などを経て、13年4月より立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専門は日本近現代史・沖縄現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

62
返還前はアメリカ、返還後は日本政府と、対立する相手は違えど、戦後絶え間なく闘い続けてきた沖縄。戦後直後の統治体制など知らなかったことがほとんどで、少しでも勉強できてよかった。戦前の琉球の歴史についても読んでみたいと思う。無知を恥じ入るばかりだ。2018/08/24

おさむ

39
長い歴史のあるオキナワの保革対立も微妙に変わってきたんですね。1980年代は全基地撤去と安保・基地容認の完全対立だったが、90年代は基地の整理縮小と返還地の再開発が具体的になり対立点が不鮮明に。最近は革新が弱体化し、日米同盟の重要性を認めて必要な基地については同意する「オール沖縄」が主流。教科書みたいで、歴史資料としては重宝しそうな本です。2016/02/02

翔亀

37
【沖縄1】新シリーズ読書は沖縄/琉球。きっかけは「マヤ・アンデス・琉球」【始原へ44】で、先史の琉球は奇跡の島と説かれていたこと。あの小さな島で狩猟採取民族が生き延びていたという奇跡。そして今注目している真藤順丈が直木賞を取った「宝島」。これが占領下沖縄が舞台という。考えてみれば沖縄のことって全く知らない。出張で1回だけ足を踏んだが印象に残っていない。手始めに本書から。■米国統治、本土復帰から現在まで(2015年刊)。当然最後は辺野古だ。この現代史をみてみるだけで、日本現代史と何と違うことだろうか。↓2021/10/15

Akihiro Nishio

26
沖縄出張中に読んだ。米軍占領下での状況、琉球政府、本土復帰、沖縄振興政策、基地問題をめぐる近年の対立とボリュームたっぷりであった。印象深いのは復帰前まで大きな政治運動を起こさないと酷いことがまかり通ってしまう状況と、復帰後に開発振興費によって民意が分裂してしまうこと。また、安倍政権になり、政府の態度が強靭となり政治運動がほとんど効果を持たなくなったこと。もし沖縄の本土復帰が香港返還以降だったらどうなっていたのだろうか?2017/12/01

浅香山三郎

15
中公新書らしく、堅実に沖縄の戦後の政治過程と地域課題を押さへ乍ら、沖縄の人々の思ひや、文化事象にも目を向ける。あとがきにあるやうに、もともと本土復帰前後迄を研究してきた著者が、翁長知事の時期迄叙述の時間軸を広げたことで、いまに繋がる様々な沖縄の政治、運動の文脈も分かる。デマの横行が目立つ、不正確な沖縄論から離れて、基地・米軍・日本に沖縄人が持つ複雑な感情がよく伝はる。沖縄の保守の人脈と心性を含めた、保革の対立と共通項を踏まへて、今の情況を理解せねばならぬことを教へられた。2017/10/21

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