中公新書<br> 河内源氏―頼朝を生んだ武士本流

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中公新書
河内源氏―頼朝を生んだ武士本流

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021274
  • NDC分類 288.2
  • Cコード C1221

内容説明

十二世紀末、源頼朝は初の本格的武士政権である鎌倉幕府を樹立する。彼を出した河内源氏の名は武士の本流として後世まで崇敬を集めるが、祖・頼信から頼朝に至る一族の歴史は、京の政変、辺境の叛乱、兄弟間の嫡流争いなどで浮沈を繰り返す苛酷なものだった。頼義、義家、義親、為義、義朝と代を重ねた源氏嫡流は、いかにして栄光を手にし、あるいは敗れて雌伏の時を過ごしたのか。七代二百年の、彼らの実像に迫る。

目次

1 河内源氏の成立
2 東国と奥羽の兵乱
3 八幡太郎の光と影
4 河内源氏の没落
5 父子相剋―保元の乱の悲劇
6 河内源氏の壊滅―平治の乱の敗北
むすび―頼朝の挙兵

著者等紹介

元木泰雄[モトキヤスオ]
1954年、兵庫県に生まれる。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。京都大学博士(文学)。京都大学総合人間学部助教授などを経て、同大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は中世前期の政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Book & Travel

46
歴史上初めて本格武家政権を築いた源頼朝に繋がる河内源氏。その祖となる経基から頼朝蜂起までの歴史が辿られる。似た名前が多数登場し、系図と本文を行ったり来たりと読むのに苦戦する所もあるが、東国の諸乱、前九年・後三年の役、保元・平治の乱と続く時代は、漠然としか知らなかったので大いに理解に役立った。その中で、満仲、頼義、義家、義朝と続く一族の歴史は、兄弟や同族での争いの連続。繁栄と没落を繰り返す二百年は、緻密で説得力ある文章もあって興味深く読めた。傍流から新田・足利・武田氏への繋がりが理解できたのも良かった。2017/03/31

だまし売りNo

42
河内源氏の血生臭い歴史を語る。源頼朝は治承四年(一一八〇年)八月一七日に挙兵した動機の一つとして、後白河院の密命が下ったとする。後に頼朝は後白河院を「日本一の大天狗」と罵る、頼朝は後白河院に恩義があった。頼朝は平治の乱で捕らわれて殺されるところを清盛の継母の池禅尼に助命された。しかし、これは池禅尼自身の慈悲心よりも後白河院の姉の上西門院の意向を反映したものであった。 2022/11/26

翔亀

37
【中世10】著者の「源頼朝」【中世5】の前史だ。頼朝までの九代を、この著者らしい緻密な血縁・姻族・所領ネットワークによる政治分析で描く。従って中央王朝との関係が中心となる。政治史嫌いの私にとっては、無味乾燥に思っていたのだが、系図を辿りながら辛抱しているうちに著者の術中に嵌っていく。河内源氏九代という主題にマッチしているのだろう。■例えば、前九年・後三年は、かつて平泉に行く予習のため(メインは栗駒山登山だったが)集中的に読んだが、全く違う姿を現す。私はそこに言ってみれば平泉独立政権のひとときの栄光を↓2022/03/05

Tomoichi

21
清和源氏や村上源氏は知っていても河内源氏って聞いた事なかったので購入。この時代があまり人気がないのは、みんな源さんか平さんの上に名前が似てる(笑)家系図を見ながら読み進めないと誰が誰やら。その後に滅亡するのだから盛者必衰。次は公家源氏を勉強しようかな?2022/05/14

叛逆のくりぃむ

14
 清和源氏嫡流である河内源氏の歴史をその草創から源頼朝の擧兵までを描く。後三年の役において、源義家に恩賞が與えられなかつた事情に、義家自身の不手際や河内源氏一門内での暗鬪が深く關はつてゐることが理解出來た。2015/11/03

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