出版社内容情報
「うつ」を発生させる心の働きを認知心理学や社会心理学の知見から明らかにする。統計、心理テストを用い、具体的な理解を目指す。
内容説明
うつ病はもはや、多くの人に無縁のものではない。実際、この病気による社会的損失は甚大である。「うつ」を発生させる心の働きを「ネガティブ・マインド」と名づけ、社会心理学や認知心理学の知見をもとに、その仕組みを明らかにする。心理テストや統計を用い、具体的・当事者的な理解を目指した。ネガティブ・マインドを単純に悪者扱いせず、そのポジティブな側面にも光を当て、「うつ」にならないための考え方や方法も紹介。
目次
第1章 ネガティブ・マインドとは(ネガティブなマインド;うつ症状とうつ病 ほか)
第2章 自己注目(自己注目とは;自己注目とうつ ほか)
第3章 ネガティブ・マインドの仕組み―自己没入の中で起こること(内在他者と「行動の適切さの基準」;気分一致効果 ほか)
第4章 ネガティブ・マインドの調節(機能型の自己注目と機能不全型の自己注目;気晴らしの効果 ほか)
著者等紹介
坂本真士[サカモトシンジ]
1966年(昭和41年)、神奈川県に生まれる。日本大学文理学部心理学科教授。1990年、東京大学教養学部教養学科卒業。1992年、東京大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。1995年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了(博士、社会心理学)。国立精神・神経センター精神保健研究所特別研究員、大妻女子大学人間関係学部専任講師等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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