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中公新書
現代アメリカのキーワード

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  • サイズ 新書判/ページ数 376p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018571
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C1222

出版社内容情報

〈21世紀の暗黒大陸〉アメリカを読み解くための小辞典。アブ・グレイブ・スキャンダルからヤッカ・マウンテンまで、全82項目。

内容説明

アメリカに関する情報は大量に流通しているものの、私たちのアメリカ理解は今日なお、一面的、表層的、さらには因習的でさえある。アメリカではごく普通であったり、激しい議論の焦点になっている事柄でも、日本では話題に上らないものも多い。「九・一一」同時多発テロ以降、アメリカ社会におこった深刻な変化を視野に入れ、超大国の現状を最新の情報と明快な分析で提示する。二一世紀の世界を考えるための小事典。

目次

アブ・グレーブ・スキャンダル
ジョン・アダムズ
アグリビジネス
アラスカ油田開発
ランス・アームストロング
アジアにおけるアメリカ外交
「アヴェニューQ」
ダニエル・バレンボイム
ジョージ・W.ブッシュ
21世紀の政治家〔ほか〕

著者等紹介

矢口祐人[ヤグチユウジン]
1966年(昭和41年)北海道に生まれる。ゴーシェン大学教養学部卒業。ウィリアム・アンド・メアリ大学大学院アメリカ研究科博士課程修了。北海道大学助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科助教授

吉原真里[ヨシハラマリ]
1968年(昭和43年)、ニューヨークに生まれる。91年、東京大学教養学部教養学科卒業。92年、ブラウン大学修士号、97年、同大学博士号取得。97年より、ハワイ大学アメリカ研究学部助教授。2003年より同学部准教授。専門は、アメリカ文化研究、とくに、アメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

17
2006年8月の本。当時の大統領はブッシュ息子。オバマは有望な政治家、トランプは大物実業家として登場。やはり様々な観点で日本とアメリカは異なる。なんでもかんでもアメリカが手本とすることの愚かさと、過去から未来、類似と相違をあらゆる観点から見比べ続ける必要性(合衆国に取り込まれない、という前提で)。しかし、この量を一気に読むのは辛い。週刊誌か月刊誌で私にマッチするものはあるか?2022/09/24

Haruka Fukuhara

1
在学時に薦められるままに買った本。出版から10年の時が流れ、当時はまだまだ現役だったこの本もすっかり時代を感じさせる。世界は激変してしまった。それは2人の対照的な男、オバマとトランプの登場によるところが大きい。この本にもドナルド・トランプは登場し、リアリティ番組のスターとして紹介されている。購入時に比べて、随分とアメリカが身近なものになった気がするのは、恐らくツイッターなどSNSの普及と無関係ではない。いい意味でも悪い意味でも身近なものとなり、憧れが消えて冷静になった。しかし未だに謎の多い国だと思う。2017/01/22

るるぴん

1
関心あるキーワードの部分を読んだ。要点がまとまっていて読みやすかった。取り上げられているワードを俯瞰して眺めるだけで面白いと思う2016/08/01

y-k-057

1
興味深いとともにインフォーマティブ2015/01/15

K

1
まえがきやあとがきの文章から、どういう考えでこの本を編纂したのか、という立場が読者に伝わるようになっていて、とても公平だなと思った。あとがきの「とくにアメリカ在住の執筆者たちは、アメリカの社会体制を痛烈に批判しているが、理想的な社会を目指して発言を続けていくという姿勢を示している。」という記述に唸った。先日の大統領選挙に至るまで、そして当日の報道を見ていても思ったが、そういう忌憚なき発言が許される空気があって、老いも若きも(中身はどうあれ)自分の考えをきちんと持っているあたりは、やっぱりすごいなと思う。2012/11/15

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