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中公新書
物語 大英博物館―二五〇年の軌跡

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018014
  • NDC分類 069.6
  • Cコード C1222

出版社内容情報

コレクション、寄贈者、職員、足繁く通った作家・詩人・思想家などを通し、いまなお拡大を続けるこの博物館の歴史を辿る。

内容説明

一七五三年、ウェストミンスター議会で開設が承認され、六年の準備を経て開館した大英博物館。ハンス・スローンという一民間人のコレクションから生まれたこの博物館は、英国の発展とともに、ギリシア、エジプト、アジアへと蒐集品を増やし、「世界一」の名にふさわしいまでに成長した。コレクション、寄贈者、職員、足繁く通った作家・詩人・思想家などを通し、いまなお拡大を続けるこの偉大な博物館の歴史を辿る。

目次

序章 新しく甦った大英博物館
第1章 創立とハンス・スローン
第2章 草創期とウィリアム・ハミルトン
第3章 ロマン派時代とギリシア彫刻群
第4章 ヴィクトリア時代の光と影
第5章 中興の祖オーガスタス・フランクス
第6章 大英博物館を訪れた人びと
第7章 困難な時代―ふたつの大戦をはさんで
終章 大英博物館のさまざまな至宝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

212
250年以上の歴史を誇る世界最古にして最大の大英博物館。国や英王室が関わらず、全くの個人の寄付で設立されていたことに、びっくり! そして、開館以来ずっと入場料無料、コピーサービスまでも無料だった。イギリス人の深い文化、こだわりが半端ない。2020/06/25

寝落ち6段

11
最古最大の博物館。250年を超える歴史をもち、なんと入場料は無料。誰もが人類の歴史と叡智を学ぶ権利を有するわけで、貧富によって機会を奪われてはいけない。その経営方針は、山あり谷ありの大変なものだったに違いない。しかし、熱意をもって今まで守ってきてくれた人たちがいるからこそ、現代に生きる私たちが歴史の重みを享受できるのだ。是非ともいつか訪れたい。世界各地から集められた人々の足跡に、遥かなるロマンを感じざるをえない。2021/10/16

kanaoka 56

8
人類6000年の遺産を集めた、大英博物館250年の軌跡。 なかなか読みづらく、読者の教養と忍耐が問われているように思えた。2019/07/07

サアベドラ

8
英国大好きな学者による大英博物館小史。全編にイギリス愛が溢れすぎててやばい。内容はまあ、よく博物館のロビーに置いてある紹介パンフレットを新書サイズのボリュームにしました、みたいな感じ。大英博物館(と大英帝国)に愛着のある人はどうぞといったところ。私は別にイギリス大好き人間というわけでもないので、著者との温度差に妙に白けた気分になってしまった。2011/02/14

nob

7
膨大な蔵書を誇る大英図書館も、自然史博物館もV&Aも、大英博物館から派生したのだった。苦しい時代にも入場無料を貫けたのは、揺らがぬ理念が根底にあるから。2018/05/05

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