中公新書<br> 生物兵器と化学兵器―種類・威力・防御法

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生物兵器と化学兵器―種類・威力・防御法

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121017260
  • NDC分類 559.3
  • Cコード C1247

内容説明

一九九四、九五年の松本サリン事件と東京地下鉄サリン事件、二〇〇一年の米国での炭疽菌事件は、世界各国の一般市民を震撼させた。生物兵器や化学兵器は小規模集団でも製造可能であり、市民生活の場での使用が大きな恐怖を引き起こすことをまざまざと実証したからだ。兵器としてどんな種類があり、用いられたのは何か。過去の戦争やテロでの使用例を紹介し、生物化学兵器の攻撃から市民を守るための対策を考える。

目次

第1章 身近なテロの脅威―化学兵器・生物兵器
第2章 化学兵器の実戦使用
第3章 化学兵器各論
第4章 生物兵器の歴史と不気味な近未来
第5章 生物兵器各論
第6章 化学・生物テロ防御対策

著者等紹介

井上尚英[イノウエナオヒデ]
1939年(昭和14年)福岡県直方に生まれる。1964年、九州大学医学部卒業(医学博士)。84年、産業医科大学環境中毒学教授、92年、九州大学医学部衛生学教授。2003年3月、同大学定年退官。現在、九州大学名誉教授。専攻、環境中毒学、神経内科学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

10
よくまとまっている。2007/09/03

bishop8856

2
様々な化学兵器と生物兵器の歴史、効果、対応策、使用事例についてまとめられた本。悪くいうと素っ気なく淡々と文章だが、良くいうと余分な修飾がなく質実剛健な内容。良書だと思う。2016/04/08

可兒

2
BC兵器の歴史概説。新書らしくコンパクトにまとめてくれている2011/08/22

おらひらお

2
2003年初版。タイトルのとおり、生物兵器と化学兵器の通史的話です。VXガスは日本ではじめて使用されたことに驚く。身の回りには危険がたくさん。2011/08/01

かずら

1
化学物質や細菌を使った兵器について。生物兵器と化学兵器の是非にはあえてつっこまず、淡々と事実を書いた本。文章はやや硬め。低予算で莫大な被害を出せる二つの兵器。戦闘機や船などと違って派手ではないが、恐ろしいと思う。理科はちょっと苦手なので、コラムで書かれた実例のほうを面白く読んだ。ソ連の生物兵器の流出事件は知らなかった。本人らは「お国のため」やっているとはいえひどい話だ。2013/07/26

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