出版社内容情報
キリストを生みムハンマドを生んだ中東は、歴史上の転換点となった数々の事件の舞台であり、まさに世界の富と智の中心だった。ソロモン王とシバの女王の知恵くらべ。新興イスラーム勢力のペルシア帝国への挑戦と勝利。ムスリム商人による商業の隆盛と都市の繁栄。「蛮族」十字軍や、モンゴル帝国による進攻。しかし、やがて地中海航路は衰退し、中東は帝国主義諸国家の進出の場となる……。ドラマティックな歴史をたどろう。
内容説明
キリストを生みムハンマドを生んだ中東は、歴史上の転換点となった数々の事件の舞台であり、まさに世界の富と知の中心だった。ソロモン王とシバの女王の知恵くらべ。新興イスラーム勢力のペルシア帝国への挑戦と勝利。ムスリム商人による商業の隆盛と都市文化の繁栄。「蛮族」十字軍やモンゴル帝国の侵攻とその撃退。しかし、やがて地中海世界は衰退し、中東は帝国主義の蹂躙する所となる…。ドラマティックな歴史をたどろう。
目次
序章 中東の風土―われわれの認識は確かか
第1話 乳香と没薬―古代を知るためのキーワード
第2話 女王の都パルミラ―西アジアでいちばん美しい廃墟
第3話 アラブ帝国の出現―噴出したイスラーム・パワー
第4話 「蛮族」を迎え撃つ「聖戦」―反十字軍の系譜
第5話 風雲児バイバルス―一三世紀の国際関係
第6話 イスラーム世界と西ヨーロッパ―中世から近世へ
第7話 スエズのドラマ―世界最大の海洋運河をめぐって
著者等紹介
牟田口義郎[ムタグチヨシロウ]
1923年、神奈川県に生まれる。1948年、東京大学仏文科卒業。1949~82年、朝日新聞社記者として、中東特派員、パリ特派員、論説委員を担当。退社後、成蹊大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任した。専攻は中東近現代史、地中海文化史。中東報道者の会会長、中東調査会(財)常任理事
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