出版社内容情報
人は幼い子どもを育てるとき、うたを口ずさんであやしたり、大げさな赤ちゃん言葉で話しかけたりする。その無意識の行動こそ、実は子どもがことばを覚えるおおきな助けとなっているのだ。赤ちゃんはなぜモーツァルトが好きか? 手足をばたつかせることと喋れるようになることの関係は? 「行く」と「来る」の使い分けはどうやって身につく? など身近な話から、子どもが何を手がかりにことばを身につけるかを解き明かす。
内容説明
人は幼い子どもを育てるとき、うたを口ずさんであやしたり、大げさな赤ちゃん言葉で話しかけたりする。その無意識の行動こそ、実は子どもがことばを覚えるおおきな助けとなっているのだ。赤ちゃんはなぜモーツァルトが好きか?手足をばたつかせることと喋れるようになることの関係は?「行く」と「来る」の使い分けはどうやって身につく?など身近な話から、子どもが何を手がかりにことばを身につけるかを解き明かす。
目次
第1章 赤ちゃんはなぜ歌が好きか
第2章 記憶することのはじまり
第3章 発声はリズムにのって
第4章 「指さし」ができるようになる理由
第5章 ことばの意味はどのように把握されるのか
第6章 子どもはことばをからだで覚える
著者等紹介
正高信男[マサタカノブオ]
1954年(昭和29年)、大阪に生まれる。1978年、大阪大学人間科学部卒業。83年、同大学院人間科学研究科博士課程修了、学術博士。アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、ドイツ・マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部人類学教室助手を経て、現在、京都大学霊長類研究所助教授。専攻、比較行動学。著書『ことばの誕生―行動学からみた言語起源論』(紀伊国屋書店、1991年)。『ニホンザルの心を探る』(朝日選書、1992年)。『0歳児がことばを獲得するとき』(中公新書、1993年)。『なぜ、人間は蛇が嫌いか』(光文社、1994年)。『ヒトはなぜ子育てに悩むのか』(講談社現代新書、1995年)。『赤ちゃん誕生の科学』(PHP新書、1997年)。『いじめを許す心理』(岩波書店、1998年)。『育児と日本人』(岩波書店、1999年)。『老いはこうしてつくられる』(中公新書、2000年)ほか
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