内容説明
金融ビジネスにとって激動の時代が始まっている。日本版金融ビッグバンの渦中にあって、国内企業が対応に苦慮する一方、金融ハイテクを駆使する外国の金融機関は、日本人が戦後蓄えてきた1200兆円の個人資産に狙いを定めてきている。外国資本を抑えるためにも、この分野への多くの人材の参入が不可欠だ。金融工学の世界的な展開に身近に接し、日本における水準の向上に尽力してきた著者による明晰なパースペクティブ。
目次
第1章 金融工学の時代
第2章 金融工学の系譜
第3章 資産運用理論
第4章 デリバティブ
第5章 割引率と金利変動モデル
第6章 証券化と信用リスク
第7章 最近の話題
補章 金融工学への道のり